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内容説明
「満月堂」に修学旅行の中学生たちが訪ねてきた。父親の思い出の味を探しに来たという一行は、梅吉や竹蔵の作った饅頭の出来ばえに感激し、一方で女将は子供である彼らに対しても態度を変えることなく接客する。奈津は「満月堂」という店の深みに触れ、その歴史と名に恥じぬ職人になろうと決意するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
90
新幹線の発車待ちのお客様のため、携帯も財布も忘れてタクシーに飛び乗る愉快なサザエさん・・もとい安藤奈津。地(じ)の優しさが滲み出る。江戸和菓子老舗展に張り巡らせたしょうもない罠。悪者設定がわかりやす過ぎる。仕組んだ側の、獅子屋の娘冬実の性悪に、何か訳があるのかと期待したが、終盤父親があっさり種明かし。「金遣いの荒さと冷たさは、別れた妻とそっくりだ」。ああ、やっぱり地(じ)の問題。2017/06/15
粋
8
人々の優しさが染みますな。どんなに業界でもあることなのだろうが、ライバル視するのはいいけど、どんな手を使っても蹴落とすっていうのはどうなんだろ。それによって優れた職人さんがいなくなるのは残念。それにしても、クリニックの院長の最後のぼやきと、茶道の家元の顔が後々の顔と違いすぎて…再読にて気付く(笑)2021/04/17
椿
6
なっちゃんの働く満月堂を潰そうとするライバル店や、親切なふりした意地悪な女の子が出てきて、面白くなってきたよ。扉絵の和菓子の説明も勉強になるなぁ。2014/09/21
シーナ@食べ物漫画好き
4
2冊目 かくや茶漬け。美味すぎて止まらない満月饅頭。上生菓子、うぐいす鹿の子に練り切りの梅。かりん糖は駄菓子だから使えない。一ツ橋流の家元と獅子屋のお嬢様。漉し餡の拵え方伝授のなっちゃん。灰汁を取って旨味を残す水晒しの難しさ。ヤニの臭いが菓子に移らないように煙管。こんなアンコは使えねぇ捨てるしかねぇ‼→アンコさんごめんなさい…こんなやり取りいいね。百貨店催事に出店。ずんだ餡の牡丹餅。四季で呼び名が違う牡丹餅。牡丹餅の語源はサンスクリット語。てか陰謀や、難癖が無理矢理の強引すぎる。2017/12/11
池野恋太郎
2
読んでたら無性に和菓子が食べたくなって買いに行ったけどクリームチーズタルト(ホール)を買ってしまいました。タルトを食べながら次巻を読みます。2021/12/09