内容説明
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話は、平安時代に遡る。大江山で鬼を率いる酒呑童子(聖)は、ある夜、都で盗みに入る家を物色している時、安倍晴明に出会う。晴明は、彼を「鬼同丸」と呼び、彼が不死の運命をもつ鬼であることを告げるのだが……。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひなた*ぼっこ
10
短編2作。鬼同丸は清明さまと出逢った頃から変わらないな。やんちゃっ子なんだけど、彼なりに色々な葛藤があるのが表紙の表情に出てて切ない。個人的には雷電が高遠って呼ばれてるのなんか好き。2作目のオサキちゃん可愛い。霊獣を通じて過去の二人を知る人がいるのがなんか良いな。素敵な巡り合わせ。2019/10/28
呉藍
6
平安時代の鬼ふたり。出会いは少し険悪に見えるのだけど……でもお互いを見つけたときの気持ちはどんなに安心したんだろうな。安部晴明が本編で語られるようにあったかい雰囲気なのがイイ。でも聖(鬼同丸)が言うように、誰にもわからない寂しさを抱えてたのかな、とか。同じ場所にいる仲間って素晴らしいものだなと思えます。2010/12/29
KYON
4
再読。番外編2本収録。酒呑童子(聖)の大江山での暮らし。安倍晴明と雷電(弓生)との出会い編「鳴弦の月」。他の鬼たちとの違いを感じて不安になる酒呑童子とそれを気に病む茨木童子の、すれ違う気持ちが切ない。ここから3巻へいくと思うと辛いなぁ。清明様が、二人を「鬼同丸」「高遠」と人間だった頃の名前で呼ぶのが嬉しい。*過去に出会ったオサキ持ちの子孫と、その時倒せなかった妖獣を倒す「蠱持ち」。当時とは変わった弓生が嬉しい。聖と弓生の日常会話が、口うるさい奥さんと仕事人間の無口な旦那みたいで笑えるww大好き♪♪2015/10/27
海星梨
3
この短編集は既読ですね。オサキ持ちくんは本編には絡まない、んだろうなー……。キャラ好きなのでまたでてきたら嬉しいですけど。2020/05/09
つみき
3
茨木童子や大江山のみんなの行く末を知っているだけに、何だかやりきれないですよね。哀しいなぁ。でも、一人は寂しいと素直に口に出来てしまう酒呑童子だから、やっぱり雷電の元へ、と思ってしまう。皆大好きなのにね。2011/06/15