文春e-book<br> 三国志名臣列伝 呉篇

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三国志名臣列伝 呉篇

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥1,800(本体¥1,637)
  • 文藝春秋(2025/05発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919799

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内容説明

周瑜から陸抗まで、三国志の世界は奥深い!

勇敢な父の孫堅と兄の孫策を継ぎ、長江流域に広大な王朝を築いた孫権。
大国「魏」と対峙し、赤壁の戦いに勝利した。
周瑜、魯粛、張昭をはじめ、この「呉」の国を支えた人物に、新しい光をあてる。

1800年の時を越え、初めて見出された真実とは?
著者の長年のライフワークともいえる「三国志名臣列伝」シリーズ、堂々の完結!

目次
周 瑜(しゅうゆ)
魯 粛(ろしゅく)
張 昭(ちょうしょう)
甘 寧(かんねい)
陸 遜(りくそん)
朱 然(しゅぜん)
陸 抗(りくこう)
あとがき『三国志』支流の景色

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まえぞう

31
後漢から始まったこのシリーズ、魏篇、蜀篇を経て(恐らく)最後の呉篇になりました。こうしてみると呉は人材に乏しく、というか、魏の豊富な人材が目立つのですが、まずは周瑜、魯粛、陸遜が思い浮かぶくらいで、この本でも取り上げられています。漏れていると思うのは、呂家の阿蒙の呂蒙と孔明の兄の諸葛瑾とかくらいです。また、宮城谷さんの三国志を読みたくなりますが、長いですからね。2025/06/01

23
25年。これで宮城谷三国志も終わりかと思うと感慨深く、読み終わるのが惜しい■呉を見ると、このあとの中国の南北朝時代に続く、華南の経済力、人材、文化の萌芽という印象がある。三国時代の頃に戦乱を避けて徐州などから南に移った人も多いだろう。魯粛や張昭、張紘もそうだし、諸葛亮も一時荊州にいた■孫呉といえば筆頭は周瑜、周公瑾だろう。この人しかいない。赤壁の勝利の立役者である。一方、演義では諸葛亮にいいようにやられる道化であり演義の創作の妙に驚く■孫堅の父はよくわからず、瓜売りをしていたという説もある(続く)2025/05/31

ガットウ

20
★★★★4.0点。若い頃三国志を読んで「呉と蜀で戦ってる場合じゃないでしょっ!」ともどかしく思ったものだけど、オッサンになっても同じ感想。2025/07/09

アカツキ

12
各章主人公の人生とともに孫家、呉の歴史を追っていく。孫権は傑物に囲まれた普通の人という印象で、老年になって耄碌したというより導いてくれる傑物がいなくなって地が出たという感じを受ける。名前は知っているけれど何をしたのかというとわからない甘寧、朱然の話が読めてよかった。派手な活躍や語れるところが少ないからぼんやりしていたのねと納得。2025/06/30

BIN

11
周瑜、魯粛、張昭、甘寧、陸遜、朱然、陸抗の列伝。最後を陸抗で締めるのは当然といえば当然ですが、蜀滅亡後を取り上げる作品は少ないのでありがたいところですね。朱然を選んでるのもさすが。あとがき(正確にはあとがきというタイトルではないが)にもありますが、魯粛の評価を上げるような書き方になっているのが良かった。今まであとがきがなかったことを考えると名臣列伝もこれで終わりのようです。晋篇も欲しかったが。。。2025/05/31

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