文春文庫<br> 三国志 第五巻

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文春文庫
三国志 第五巻

  • 著者名:宮城谷昌光
  • 価格 ¥652(本体¥593)
  • 文藝春秋(2014/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167259259
  • NDC分類:913.6

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内容説明

『三国志』決定版、第5巻。震天動地の戦いがはじまる――。曹操はついに立った。天子を奉じることを決断、7年前に脱出した洛陽へと向かう。時代は、攅峰(さんぽう)を均(なら)すという作業をはじめた。ひときわ高い山だけが残る。たれに帰服すればよいか――志のあるものは、高山の麓に集まりつつある。呂布、公孫サン、袁術らが舞台から姿を消し、いよいよ曹操と袁紹は天下分け目の「官渡の戦い」へ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

60
政治家として、軍人として、そして文化人としても一流の能力を備えた曹操、武力に優れた貴公子孫策、そしてなんだかよく分からない魅力の持ち主劉備が活躍して、非常に面白く読みました。曹操が陳宮や関羽を愛するのに、相手からは愛されないあたりの切なさも味わい深く。前の四巻がぜんぜん面白くなかったのですが、要は宮城谷先生、董卓と呂布が好きじゃないのかな、と思ってしまいました。六巻は間をおかずに読みます。2025/01/25

スター

59
曹操と孫策の活躍にスポットが当てられた巻。この巻も良かったです。献帝を差し置いて、自分が天子と宣言した袁術は、名君のもと、この時代珍しく餓死者を出さなかった陳国を侵略、陳王も宰相も殺される。 また、この巻では、劉備の片腕関羽も戦場で活躍する。劉備の逃げ足の速さに何度か言及されるが、敗色濃厚なら素早い撤退も戦術と言えるかも。2019/09/09

Book & Travel

45
群雄の乱立状態が徐々に収斂されていく巻。曹操は帝を迎え、時に大敗もするが、袁術、呂布を破り、官渡での袁紹との決戦へ進む。人をよく用い失敗に学ぶ曹操と、決断が遅く、諫言する部下を遠ざけ国力を落とす袁紹との対比が際立っている。快進撃を続けた孫策は孫権に代替わり。一方劉備は逃げ回ってばかりだが、不思議な器量を曹操に認められるのが面白い。本作では有名な千里行はないが、関羽の活躍も少し描かれるのが嬉しい所。曹操を苦しめる張繡・賈詡の曲者ぶりも印象的だった。三国成立前のこの辺りは、三国志でも特に面白い所かもしれない。2022/04/19

Die-Go

43
図書館本。曹操が本格的に立つ。呂布をいなし、人を集め、袁紹との決戦官渡の戦いへと赴く。孫策逝く。劉備は相変わらず転々とし、流浪を続けていた。★★★★☆2022/04/10

アイゼナハ@灯れ松明の火

37
第5巻は、孫策の快進撃(章題が『孫策』!)、曹操の献帝擁立の辺りから、呂布・公孫サン・袁術の滅亡を経て、官渡の戦い・曹操の冀州平定の辺りまで。これまでのペースに比べて詰め込み過ぎじゃねーの?とか思うのですが、この辺は皆だいたい知ってるでしょ、って事なんですかね。曹操幕下の軍師たちがイキイキしてるのに対し、袁紹幕下の軍師たちは足の引っ張り合いばかりしてる感じがよく出ています。トップの責任ってやっぱり大きいんだな。そして、官渡の戦いの裏側であっさり死んでしまう孫策に涙。2010/10/31

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