内容説明
曹操に愛された、知られざる名将たち
篤実で機転のきく男たちを求めた魏の始祖・曹操。その期待に応え国づくりを支え、衰亡のはじまりにも逃げなかった名臣、名将ら七人!
※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
28
久しぶりの宮城谷さんの作品。全員ではないが天寿を全うしている人だちを主人公にした短編集なので読後感が悪くない。2024/06/29
あまみ
16
三国志本編(吉川英治)を読んだのはもう数十年前なので、個々の人物はあまり覚えていなかった。本書では題に著した人物が係る他の武将たちも出てくるので、思い出しながら読んだ。吉川英治版は「蜀」がメインだったので、「蜀篇」が楽しみだ。時間があれば宮城谷さんの三国志も読んでみたいと思った。2025/02/12
Chikara Tonaki
11
「三国志名臣列伝」後漢篇に続く「魏篇」。前半の程昱、張遼、鍾繇辺りはワクワクと、後半の蔣済、鄧艾は物哀しく読ませて頂きました。次は蜀かな?楽しみに待ちます。2024/07/24
サチオ
10
三国志の中心というべき魏を築いた曹氏の隆盛と衰退を脇に見ながら、それを支えた人物の掘り下げると演義との違いが色濃く出て大変興味深かった。 特に曹真や鍾繇は他の章では彼等の息子達の顛末もあり、自家の繁栄は二代目が如何に重要かを感じます。 蜀篇、呉篇も楽しみです!2024/07/30
coldsurgeon
9
古代中国三国時代の中心にいた魏、その創始者ともいうべき曹操を支え、その魏を作り続けた名臣たちを描く。その姿は多彩であり華やかである。行政の巧拙は、知識力や事務能力ではかれるものではない。その基礎には正しい倫理があり、その上に官民を納得させる平衡感覚がある。それぞれの部署でのリーダーの本当の偉さとは、下の者の能力を見つけて挽き出す力が基底となっている。多くの名臣が活躍した時代を見つめることにより、望ましいリーダーを理解する。2024/06/25
-
- 電子書籍
- 浮気目撃からのプロポーズ!?~復讐しな…
-
- 電子書籍
- ラグナドール 妖怪だらけの異世界で迷子…
-
- 電子書籍
- 夫はわたしじゃいけないの?やっぱり…(…
-
- 電子書籍
- 赤毛のトアと罪の騎士団【分冊版】 5 …