文春文庫<br> 三国志読本

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文春文庫
三国志読本

  • 著者名:宮城谷昌光
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2017/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908560

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内容説明

歴史はふりかえってみるものではない。すすんでいって、みるものである。「特別随想 ふりかえること」より

『三国志』をはじめ長年、中国歴史小説を書き続ける著者が、みずからの歴史観、世界観、小説観をあますところなく開陳した。
自作解説や作家、経済人、学者など多彩なメンバーとの対談などを収録。

<目次>
【ロングインタビュー】私の「歴史小説」

【自作解説】三国志の世界
・『三国志』の沃野に挑む--大歴史絵巻の豊穣なる世界
・曹操と劉備、三国志の世界--正史からみえてくる英雄たちの素顔
・『三国志』の可能性--歴史は多面体だからこそおもしろい
・『三国志』歴史に何を学ぶのか--構想十年、執筆十二年の大長編を終えて

【対談】歴史小説を語る
・水上勉--歴史と小説が出会うところ
・井上ひさし--歴史小説の沃野 時代小説の滋味
・宮部みゆき--「言葉」の生まれる場所
・吉川晃司--我々が中国史に辿り着くまで
・江夏豊--司馬遼太郎真剣勝負
・五木寛之--乱世を生きるということ

【講義&対談】中国古代史の魅力
・中国古代史入門--どこから学べばいいのか
・白川静--日本人が忘れたもうひとつの教養
・平岩外四--逆風の中の指導者論
・藤原正彦--英語より『論語』を
・秋山駿--春秋時代から戦国時代へ
・マイケル・レドモンド--碁盤上に宇宙が見える
・項羽と劉邦、激動の時代--ふたりを動かした英雄たちと歴史的必然

・『三国志』をより深く楽しむための本
・宮城谷昌光 中国歴史作品の年代一覧
・特別随想 ふりかえること
・宮城谷昌光 出版年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

40
図書館本。三国志読本と銘打っているが、むしろ三国志について触れられているのは数少なく、宮代宮城谷氏の中国史への考え方についてがほとんど。対談では吉川晃司氏など意外な人物とのものがあるが、それが面白い。特に江夏豊氏の燃えよ剣への思いは共感しきり。★★★☆☆2022/05/29

25
14年単行本、17年文庫。電子書籍で読んだが長かった。後から読み始めた『三国志名臣列伝魏篇』の方が早く読み終わった■インタビューと対談集。吉川晃司、江夏豊など意外な相手も(失礼■無類の読書家としても知られた平岩外四も登場するが、現在の経済人や政治家は薄いというか思想の背景が窺えない。本を読んでいるのだろうか。「評論家」もいなくなった■白川静先生との対談はずっと続けてほしいくらい。黄遵憲という人物を知る■宮城谷三国志本編は12巻で終わったが竜頭蛇尾の感。本書にも読者から呉の滅亡まで書いてと言われたとある2021/11/11

Mzo

20
三国志読本というよりは、宮城谷昌光対談集という趣きの一冊。どの対談も面白く、漢字や日本語を大切にせねば、という気にさせられる。そして、やっぱり三国志全12巻を再読したくなるなぁ。第1巻を読んだのは2008年か…。読メがリリースされた年ですね。そりゃ内容を忘れる訳だ。2017/05/25

ナラサン

16
宮城谷さん、ホントーに努力家で勉強家。すごい。そして対談相手がまた・・・作家さん、学者さんから吉川晃司!江夏豊!?懐の深さがすばらしい。2017/07/31

CTC

11
5月の文春文庫新刊。単行本は14年5月。読友さまのレビューで単行本の存在を知ったが、文庫化を待った格好。そして読友さまのレビューの通り、これは『三国志読本』ではなく、“宮城谷昌光対談集”とでも申すべき内容。多くのテキストは『オール讀物』や広報誌発表の対談だ。しかしながら、水上勉、井上ひさし、宮部みゆき、吉川晃司、江夏豊、五木寛之、白川静、平岩外四、藤原正彦、秋山駿、マイケル・レドモンドとの対談+自作解説と講義収録だから、宮城谷ファン(三国志ファンも宮城谷三国志は読むだろうが)には損のない本だ。2017/06/07

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