フラジャイル(28)

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フラジャイル(28)

  • ISBN:9784065360729

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内容説明

未来の病理医を勧誘するための「病理の学校」。講師として参加した岸は、受講生相手に厳しい姿勢で授業を始める。まるでカンファレンスで論戦するときのような態度に、受講生のみならず関係者一同も戦慄する! そして、岸京一郎は未来の病理医達に「病理医としての第一歩」を示す。「死ぬまで勉強編」決着!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

39
【丁半を選んだような鑑別では、ただの賭け。それは診断とは言えません。自分の鑑別に責任を持つ自信がないなら、それは「わからない」ということです。胸を張って、それを言えるかどうか。それが病理医としての第一歩】10周年記念なのに、「病理医ゼロの表紙が目印!」と…岸先生が一人寂しくカップヌードルを啜る巻(涙)。一方、米国に旅立つ円遼は学生に、「臨床検査技師は、医者のように患者を治すことはできない/あまり知られていない仕事だけど/日々磨いた繊細な技術で医療を支えてる、患者の身体の中の見えない異変を可視化する」と――2024/11/17

くたくた

25
それぞれの人にそれぞれの岐路。独り立ち間近な宮崎先生。それを送りだす岸先生。病理医の卵たちへのはなむけのような、岸先生の講義。そして、玉突きの様であって、でも必然として、森井君にも新たなステージの入り口が。さて、どうする森井君。

空のかなた

11
岸先生と円遼の2人の病理に対する軸が溢れ出る。岸先生曰く「病理診断は絶対に正しくなければならない、指針が間違っていればその先の治療もケアも患者の時間も全てが無駄になる。その覚悟のないものが病理医になってはいけない」。ザッキーも旅立つ。臨床検査技師の森井久志君にも旅立ちの予感が。円遼が目指す先に向けて限界まで追い込みつつ楽しみながら実現するそのプロセス。「患者の身体の中の見えない異変を可視化する、診断の精度を護り、患者の治療の未来を作る」、それを切り拓くのが円遼だと宣言するシーンの凛々しさ。素晴らしい。2024/10/28

さとみん

10
久々に大人げない岸先生による地獄の講義回。休憩中の中熊先生とのやり取りを経ての後半に泣かさせた。積み重ねた時間を視覚化されると、どうしても涙腺が緩むんですって!そして連載10周年は現実の時間もそんなに過ぎたんだなあと感慨深い。記念オマケに主人公がほぼいない件とかツッコミどころもありつつ、後半は珍しく表紙と繋がる話へ。ここにきて病理部に大きな動きが来たけど、この先どうなる?以前の最終回もどきがあったから全く先が読めない。2024/07/27

皐月

9
円さんのモデルさんを本作で知り、Xを追わせていただいていて、今回のお話にも反映されているらしいと伺いすごい!と思い。 かつ、作中のみなさんの道行きも気になる巻でした。2024/08/01

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