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内容説明
怪獣は現れたが、ヒーローはいない。人類は己の力のみで平和を勝ち取る事ができるか――!? 市街地へと上陸したヒルコに対し、戦力の整わない自衛隊。一進一退の攻防が続く中、とっさに用意した路肩爆弾。しかしそれは、あまりにつらい決断を……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
10
人も車もアスファルトも一緒くたにして口に入れる怪獣ヒルコの摂食行動。「悪食」の凄まじさを悍ましく感じていたら、人以外は排出するという「濾過食」をしていることが判明。まるで、シロナガスクジラ!!鯨が海水ごと大量に飲み込み、そのうちプランクトンのオキアミだけを口内に残し、余分な海水は排出するのと同じ…。200万年にわたり食物連鎖の頂点捕食者だったはずの人間。オキアミのことをあらためて考えた12巻。2023/08/03
かなっち
5
とうとうヒルコが市街地へと上陸し、手も足も出ない状態に無情さを感じて涙が止まらなかった…第12巻です。圧倒的な強さを持つ敵を倒すために、指示を出す人や現場で動く人それぞれの葛藤に、胸が苦しくなりつつも先が気になって…ページを捲る手が止まりませんでした。そんな中で、自分の命よりも国民の命を優先した、如月中隊長のことは絶対に忘れません。これ以上犠牲が出ないことを願ってますが、あんな衝撃波を出してくる怪獣に、どうすれば勝てるのでしょうか。女性ながらも毎回活躍してくれる、このえちゃんのお父さんも心配ですし。→2023/07/17
クロチ
3
電子版2024/04/12
もだんたいむす
3
めちゃくちゃドキドキする展開。頑張れ自衛隊。2023/12/03
kadocks
3
あらゆる意味で12巻まで来て怪獣を描いた作品史上でも傑作となった。東宝円谷初期作、平成ガメラ以降、そしてシン・ゴジラ以降、怪獣を描くのは社会や政治を無視出来なくなったが、正面から人的被害をそれも怪獣に喰われると言う描き方や甚大な被害を受けて社会や政治をどう描くかと言うこと丁寧に考え描いてる。マンガというメディアだからこそ描けるのだろう。初期東宝ものを引き合いに出す批評もあるが、全く表現が違う。踏まえて遥かに超えてきてる。高知は壊滅するのだろうが、この先どう展開させるのか楽しみでしかないぞ。2023/08/04