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内容説明
★冷戦直下。分断日本で生きる人々の物語。
資本主義を掲げる西側諸国。
共産主義を掲げる東側諸国。
第二次大戦後に世界は、主義を異とする東西に分断され、日本は列島の真ん中に“鉄のカーテン”が降ろされることになった───
そして時は1963年。
杉浦エミーリャは分断された東京の東側、東トウキョウで生きる19歳。
表向きは人民食堂の給仕係をしながら、東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として活動している。
冷戦直下のトウキョウで、彼女は様々な人々と向き合う。
米国の偵察衛星からの放出物を手に入れた青年。
料理人を隠れ蓑に“脱出請負人”として生きる男。
西側の新幹線に対抗すべく、東欧より招集された技術者。
そして、エミーリャに尋常ならざる執着心を持つ管理官。
数多の危機を乗り越え、壁なき世界の実現のためにエミーリャは危うい均衡の上に在る今日を生きる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
blackstone
25
まさかエミーリャが満州の大連生まれとは!1963年(昭和38年)に20歳ということは終戦少し前に満州で産まれ、すぐ日本に…。前巻辺りから、「宇宙から見た地球に国境線は無い」とか「商用交流電化にすれば、西側からの電気でも走れる」とか、東西統一を願う人達が出るようになったな。そしてリグレーの歪んだ愛情!物語序盤のウラゾフの執拗な捜査よりもある意味タチが悪い。毎回、帰還方法を考案する様は、まさに偏愛!まぁ最悪だったと思うのは買ったばかりのビキニに着替えさせ、シンプルなアクアラングだけで○○の中に…だと思うけど。2023/09/09
Ex libris 毒餃子
7
リグレーやべえヤツだな2023/06/12
電羊齋
5
中華料理と中ソ対立が絡んだエピソードが面白い。この世界線にも中ソ対立は存在するらしい。しかし、中華料理店の店名が「五十番」とは(わかる人にはわかる)。高速鉄道エピソードも良かった。あと、管理官はちょっとヤバいぞw2023/06/18
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
面白くて良い話が多かった でも最後の管理官くんだけめっちゃこえーよ2023/06/14
蝉、ミーン ミーン 眠ス
2
この二人案外お似合いなのかもしれない。2023/06/13