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内容説明
オランダとスペインの行く末を決める大会戦「ブレダ攻囲戦」が始まった。イサックとプリンツ・ハインリッヒはブレダへの補給路を確保するためフースデン要塞の攻略を目指す。要塞を守るのは「恐怖の子爵(ホラー・ヴィスコンデ)」と呼ばれる男が率いる、二百の騎兵を中核とした部隊。彼らの野放図な戦い方にイサックはどう対抗する!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
77
前巻(12巻)で「プレダの開城」がネタバレといった。史実はその通りであるが、スナイパーの重要性に気づいたライバルを登場させることに依って、単なる史実解説漫画に陥ること無く、血湧き肉躍る漫画として成立している。実際、銃陣に騎馬で間合いを一気に詰め、相手を切り崩す戦術と言うのは、織田信長も利用した常套戦術である。軽バン位の乗り物が刃物振り回して吶喊して来るというのは、本当に恐怖なんだよと、思ったことであるよ。2022/08/31
眠る山猫屋
38
イサック、プリンツの前に立ち塞がる新たな敵は、恐怖の子爵と囁かれるヴィスコンデ。トルコ軍の虜囚となってから人格が変わってしまったらしい彼は、冷徹な判断力と勇猛な配下を持つ難敵。イサックとヴィスコンデのふたりは戦場を俯瞰し、互いの目論見を見抜き合いながら狙いを定めていく。今までの敵とちょっと違う感じ。日本の戦国時代から来た男と、対トルコ戦を生き抜いてきた男。ヴィスコンデも生き残って欲しい人物だ。2022/07/25
JACK
11
☆ 過酷な戦場での経験から、騎士道を無視し、敵を皆殺しにする「恐怖の子爵(ホラー・ヴィスコンデ)」。正々堂々と戦う事など意味がない、とにかく勝てば良いのだ、と考える彼は味方を囮にしてイサックを殺そうとする。ヴィスコンデに「あの銃が相手になるとこれまでの戦術は役に立たない。戦場が一変する」とまで言わせるイサックの存在感の大きさに圧倒されます。残酷な殺し方とは対照的に理詰めで攻めてくるヴィスコンデ、なかなかの強敵です。2023/02/26
コリエル
8
銃の間合いを一気に奪うスペイン騎兵の戦い方に苦戦するプリンツたちだけど、結局イサックのスナイプで何とかしちまうんだよ。今回は軍艦も沈めるド派手な戦果だが、ヴィスコンデを倒して終わりってもんでもないよなあ。2022/07/25
毎日が日曜日
8
★★★★+2022/07/23