二見時代小説文庫<br> 幻の将軍 - 御庭番の二代目16

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二見時代小説文庫
幻の将軍 - 御庭番の二代目16

  • 著者名:氷月葵
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2022/03発売)
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  • ISBN:9784576210797

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内容説明

十八歳の聰明で壮健な次期将軍の身に何が?
御庭番宮地加門は……。

将軍家治の後継・徳川家基、鷹狩りの帰途、東海寺で…。
いったい誰が何を策して?
街で噂をま 撒く男を追うと、もう一人の幻の将軍の影!

十代将軍家治と正室のあいだで生まれたのは姫ばかり。跡継ぎの不在を案じた老中の田沼意次は家治に側室をすすめ、意次の選んだ於知保が男子を産み、家基と名付けられた。家基は年が明けて十八歳、聰明で壮健な跡継ぎとして成長。その家基が鷹狩りの帰途、品川の東海寺での中食後、急に腹の不快を訴えられ、回復の兆しがないゆえ、城に戻ることになって……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

73
次期将軍と目された家基が変死します。紀州から第8代将軍・徳川吉宗に付いてきた二代目コンビの御庭番・宮地加門と老中・田沼意次が活躍する物語です。健康で、明朗な性格の第10代将軍家治の嫡子・家基は、父・家治や曾祖父・吉宗の影響で鷹狩を好み、よく御鷹場に出向いては、鷹を使って鴨を取るのを好んだ。その家基が変死を遂げる。鷹狩の帰りに寄った寺で、茶を、菓子を食したあと腹痛を訴えて、数日後に帰らぬ人となった。巷では、田沼意次が毒殺したとの噂が流れていた。シリーズ16作目。字の大きさは…中。🌿続く→2021/08/03

ひさか

17
2021年6月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ16作目。宮地加門とその息子草太郎、娘の千江は順風満帆で何より。田沼時代とその終焉を知っているだけあって、次の展開が気がかりです。2021/07/08

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