内容説明
郡上一揆の評定により意次は一万石の大名に。領国の侍の叛意とは?
今日と同じ明日とは限らぬ。藩主を失くした侍もいれば、突然、浪人となった侍も…。
意次の領国相良への旅で、加門が見た武士の一念とは。
奥美濃の郡上藩での百姓一揆は、公儀の評定所へと送られた。将軍家重は御用取次の田沼意次に評定の指揮をとらせるべく五千石を加増、一万石の大名とした。結果、郡上藩主金森兵部は改易、金森と縁を結んでいた若年寄の本多長門守忠央は罷免のうえ領地遠江の相良召し上げとなり、相良は意次に与えられた。相良への意次の旅に同行した御庭番宮地加門の見た『武士の一念』。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
81
御庭番の二代目シリーズの11作目。 2019.10発行。字の大きさは…中。 第9代将軍・徳川家重の御庭番・宮地加門は、御側御用人・大岡出雲守忠光の体調の異変に気が付く。 忠光の健康は、家重の健康に直結する。 家重の言葉を正確にわかるのは忠光1人であるため、忠光に異変があれば、家重は1人になる。 とうとう忠光が亡くなり、家重は、大御所となり将軍の代替わりとなる。 大きなことが起きているが、物語は、単調であるが…。 読んでいて心が揺れることも…、涙が出ることも…。2019/11/12
ひさか
3
2019年10月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ11作目。良い話だった。家重の時代が終わったので、15年が経過したということになる。シリーズ7〜11作目で、15年かぁ。感慨深い。2020/07/24
あき
1
心温まるエピソードが多く、読後感が良い。宮地家の旗本昇格、新将軍への代替わりと大きな転機は訪れるものの、前々作、前作が人死にの多い重い話だったからか、インターバル的な内容。意次とともに新将軍に仕えることになり、田安家、一橋家との確執等、どうなるか先の展開が楽しみ。2025/06/09
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