内容説明
寛永寺への御成行列、狙うは老中主座の首! 誰が何を目論み襲撃?
将軍吉宗の懐刀・老中松平乗邑が企む尾張藩への確執。
老中襲撃の真の黒幕を求め、御庭番二代目の加門は親友の田沼意次と合力して探索へ!
八代将軍吉宗直属の御庭番十七家のひとつ宮地家の二代目・加門は、徳川家康の祥月命日の四月十七日、下谷広小路で御成行列の警護にあたっていた。将軍の駕籠が通り過ぎ、老中主座・松平乗邑の駕籠が来たとき、爆裂音が轟き火の粉と煙が上がった。そして、抜刀した曲者が襲ってきた。はたして誰が何の目的で老中主座を襲ってきたのか……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひ ろ
14
★★★☆☆2022/02/05
ひさか
2
2017年6月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目。安定した面白さで、あっという間に読み終わりました。次作が楽しみです。2017/09/26
あき
1
ちょっとしたミスで尾張藩邸の座敷牢に入れられた加門。相変わらずうっかりミス多し。尾張藩御附家老に貸しが出来たのは収穫かな。なんとなくだけど、尾張は敵にはまわらなさそう。御庭番なんだか、医生の話だかわからなくなってきた感あり。2020/04/27
いえのぶ
1
二代目の見習いお庭番が主人公のシリーズ。老中松平乗の行列を狙うものたちがいる。あまり謎解きも深くなく、ちょっと主人公に都合がよすぎる展開。もうひとひねりほしい。2017/07/07