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内容説明
数十年前…村で一番蔑まれていた後藤銀は、
いかにして供花村の支配を成したのか。
その原動力は底無しの野心と悲しき生い立ち…
「喰ろうて、喰ろうて、喰らい尽くす」
全てはここから始まった──。
現在に至るまで供花村を覆う恐るべき呪い、
その起源が遂に明かされる第10巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムトモ
61
銀ばーさんの壮絶な過去が…(ノ-_-)ノ~┻━┻女性の生命力👩🍼は凄い2022/09/14
ころこ
26
この村の過去が明るくモダンに描かれている。因習と同調圧力にまみれた村に個人の自立と性愛からの変革の兆しがあったことが驚きだ。主人公、恵介、洋介、宗近からも彼らのセリフと似た言葉が発せられているように、この村は変革と失敗を繰り返してきている。過去篇をみることで、主人公たちの時代の未来が二重写しにみえていく手法は効果的だ。2024/08/20
yom
3
銀の狂気。生にしがみつくように生きてきた。ここから村を乗っ取るんだから凄いな。2023/06/06
ちゃーりー
3
電車内の広告で新刊を知る。遂に市民権を得たのか、それとも乗客数減で、背に腹は代えられぬ、ということか。 本巻は時代を遡り、後藤 銀のものがたり。本作品の醍醐味は、人を喰うという恐ろしさよりも、いろんなものに縛られて生きざるを得ない業みたいなところにあるように思えます。 コロナ禍、外出できず、ひとの交流が途絶え、限られたネットとの繋がりのなかで、やたら陰謀論みたいなものを信奉するひとが増えている、らしいですが、精神構造としては、それと似ているようにも思えます。2021/04/12
さとやん
2
哀れな一後藤家の1世代前の出来事が描かれている。本書はもちろんフィクションだが、戦前戦後、そして今でも似たようなことはある。人間の性の恐ろしさ、切なさ、救いようのなさを感じる。2021/06/06