内容説明
北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は吟味方与力・大久保忠左衛門に、忠左衛門の友、村上左兵衛が年甲斐もなく、女子に懸想していないか見定めるよう頼まれる。御家人の後家で、今は茶之湯の師匠をしている榎本園江のもとを、左兵衛は頻繁に訪れているようだ。二人は、薬種問屋で毒薬を求めるなどの動きを見せるが……。知らん顔の旦那の、粋な人情裁きが大好評の書き下ろしシリーズ第七弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
168
大好きな半兵衛さん新シリーズの7巻目。やっぱり好い好きです半兵衛さん。タイトル作含む4話、どれも上手く練られていました。中でも『似た男』では緋牡丹の鶴次郎を思い出し胸の奥がツンとしました。2019/02/18
とし
81
新・知らぬが半兵衛手控帖「隠居の初恋」7巻。今回もあっという間の読了、情けと悪の使い分け人情裁き半兵衛さん良いですね、憎いね鶴次郎さんを思い出させてもらいました。2019/06/06
真理そら
37
半兵衛さんたちも読者もみんな鶴次郎を懐かしく思い出す。6年も経ってやっと寂しさから懐かしさに気持ちが変化したのかな。2019/10/12
デジ姫
12
3話「似た男」緋牡丹の鶴次郎の名が出てきた。亡くなってもう6年もたっていたことに今更ながら驚いた。半兵衛さんの恩情には今回は特に涙する。ドラマ化して欲しい!最終話には鶴次郎の仇打つため十手返上し果し合いをして鶴次郎の無念晴らす話。著者は秋山久蔵シリーズと半兵衛さんのシリーズを登場人物が行き来させている。久蔵、柳橋の弥平次たちもドラマに登場したらきっと面白いドラマになると思う。そして2シーズン目には臨時廻り同心となった新・知らぬが半兵衛で。2019/03/21
一五
11
鶴次郎に似た男が現れて ヒヤッ。事件にかかわるが 当然良い所に納まるし。 シリーズ物をすぐマンネリと言ってしまうの どうなの?(他のシリーズ 作家のことだけど)飽きるかもしれないが 安定と言ってほしいな。そこに面白さがあるはずだし……2019/11/30




