内容説明
五流山伏・児島高徳は、隠岐島に流された後醍醐天皇を脱出させることに成功する。高徳は、立川流の文観上人から、“螢惑星”という世に風雲を巻き起こす相があるといわれ、それは足利尊氏にもあるといわれた。 やがて後醍醐天皇は尊氏に追われ、南朝を起こす。高徳は、後醍醐天皇への信義を貫き、度重なる誘いにも動ぜず、尊氏と戦い続けた。北畠親房、楠木正成らの名将が活躍した南北朝時代の、知られざる人物の苛烈な生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
24
主役の児島高徳に最後まで魅力を感じなかった。2016/11/29
叛逆のくりぃむ
8
大河ドラマ『天地人』の原作者による太平記物。主人公は文部省唱歌『児島高徳』で知られる児島高徳である。太平記を舞臺にした小説の中では白眉の出來である。2015/11/29
BIN
4
南北朝時代の児島高徳を描いた作品。南朝の忠臣としてしか知りませんでしたし、wiki見ると"活躍したとされる"と言われるくらいに実在性も疑われてる人物のようです。山伏出身説をとって忍者のように影で活躍した人物として描かれてます。新田義貞より弟の脇屋義助を持ち上げてるのが特徴的。やはり華々しい活躍が残されていないせいか創造でも限界があり、物足りなさは感じる。千種忠顕は三木一草の一人ということしか覚えてないですが、こんなひどい人物だったということを覚えておこう。2022/12/01
Row_the_Punks
1
南北朝時代については、知識が乏しいのですが、苦も無く読めました。楠木正成や新田義貞は、ちょっとしか登場しませんが、戦国時代より面白い時代かもしれない。もっと南北朝モノも読んでみようと思う。2014/05/01
takauji
0
主人公が、児島高徳ということで読んでみました。高徳が、隠岐の島から畿内、四国、九州と南朝のため己の信じる義のため転戦。快男児の通快歴史活劇ってところでしょうか。高徳の活躍は多分に空想的なので古典「太平記」での高徳の記述と照らし合わせてみたいなと思いました。2017/02/20
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