内容説明
楓川に架かる新場橋そばで男の死体が見つかった。体に般若の彫り物があるその男は「般若の猪之吉」という通り名の博奕打ちだった。猪之吉の情婦おつやを訪ねた臨時廻り同心の白縫半兵衛は、取り乱す様子を見せないおつやに不審を抱く。書き下ろし時代小説シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
新・知らぬが半兵衛手控帖「思案橋」2巻。スズちゃん命名『合点の音次郎』秋田犬になつかれ大活躍良いですね、次巻も楽しみです。2017/09/03
いつでも母さん
88
忠義ものの犬『しろ』が仲間入りするのかと思った。藤井作家、色々考えてくれますね。音次郎はまだまだこれから。読友さん命名『合点の音次郎』ピッタリです『おふみ』の話はちょっと切ない。半兵衛さん、次はどんな事を知らん顔してくれるのだろうか。もう楽しみでならない。2017/07/19
真理そら
27
新シリーズになって雑炊より鳥鍋の登場が増えた気がするなあと、どうでもいいことまで気になる程半兵衛さんチームの活躍は優しくてほっこりしている。しろには半兵衛チームに残ってほしかったけど、忠義者だから仕方がないよね。おつやが思案橋を渡っていたらどうなったんだろうと思ってもみたり。2019/01/22
一五
4
久しぶりでも のんびり楽しめる。連作時代物の良い所。そう大きくはずれないし😊2019/05/29
goodchoice
3
知らぬが半兵衛の人情噺は、カミソリ久蔵と並ぶ名作だ。いつどの話を読んでも安心して読んでいける。是非、長くお願いします。2017/10/18