内容説明
数々の殺人の果てにテロをたくらむ組織「CBET(スヴェート)」は、センターに保護されている天才的プロファイラー・中島保を狙っていた。
刑事の比奈子は、培養された佐藤都夜の脳と対峙することになり……。
連続ドラマ化もされた大人気シリーズ「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」、ついに本編完結!
上下巻で刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
248
謎の集団の首領が動き出した。とうとうクライマックスに突入。他の巻の伏線が絡み始める。ホラー、ミステリ、SF、ごった煮だが類型にこだわらない、書きたい様に書いたのが効を奏したようだ。多くのキャラが一度に動き展開も速いので、比奈ちゃんらしいゆるキャラぶりが隠れてしまったが。つくづく思うが、このシリーズの原点はセンターにあり、シリーズらしさも面白さもここにつまっている。緊張感を持って下巻に突入!2019/05/31
utinopoti27
138
『ON』が刊行されて早や5年。その間、ヒロイン藤堂比奈子をはじめとした厚田班の面々、死神女史、野比先生といったキャラたちは、初期の創りすぎなイメージから随分と成長したものだなあと。当初は原則として一巻完結のシリーズ物だったように思うが、『ZERO』あたりから次回作への繋がりが意識されはじめ、今や国際的な殺人テロ組織が絡む大掛かりな展開に発展。もはや一介の所轄捜査班が扱う事件ではなくなってしまっている。作者は当初からどこまでこの拡がりを見据えていたのか。クライマックス下巻のグランドフィナーレに注目したい。2019/08/10
yu
121
Kindleにて読了。テンポが速くて、続きが気になってついつい時間を忘れて一気読み。どんどんSFチックな展開になっていくけれど、永久くんの成長が微笑ましい。ラストはどうなるんだろう。どこまでも利用されまくる佐藤都夜が何だか哀れでならない。2019/01/28
吉田あや
111
「恐怖を知らない者は、恐怖とは戦えない。」まさに。でも怖すぎるわ!!!ホラー文庫でありながらもホラーに非ずなシリーズだったのが、ここにきてホラーより恐ろしい心理戦状態で、鳥肌、鳥肌な最終章上巻。この感想を書く前にトイレに行こうとして背後にびくびくする程度には恐怖に駆られていて、愛しさと切なさと心細さで魂すら鳥肌。このまま寝たら悪夢にうなされそうだし先が気になるので、本日の睡眠時間は比奈ちゃんに捧げることに。皆の無事を祈りつつ、最後の厚田班へ。2019/06/04
がんも
111
藤堂比奈子シリーズとうとう最終巻……比奈子と野比先生の逢瀬にウルウル……終わるのが悲しいけど、結末が知りたい!下巻へ!2019/01/30
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