内容説明
新人刑事・比奈子が里帰り中の長野で幼児のバラバラ遺体が発見される。都内でも同様の事件が起き、関連を調べる猟奇犯罪捜査班。一方、以前比奈子が逮捕した連続殺人鬼・佐藤都夜のもとに、ある手紙が届いていた。【電子版特別付録】次巻『ONE(ワン)』プロローグ原稿
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ~や
200
今回は構成が、いつもと違う感じ。でも、先が気になる感じは変わらず。さて、どうなっていくのか…。サブキャラみたいな登場人物が、今回はなんだか活躍してる。2017/04/23
absinthe
181
気味悪さと読み応えは健在。次巻のoneに続いて1話らしい。もともと本書で完結させる気が無いためか、やや動きが鈍くのんびりして見えてしまう。起きる事件は今までに増してグロいが証拠が少なすぎて警察は振り回されてばかり。アレが犯人かな?とちょっと疑うもまだよくわからない。あの昆虫学者の造形はちょっとやりすぎたか、不自然さがぬぐえない。2019/03/05
Kazuko Ohta
170
シリーズ第5弾は薄くてシュッと読めそうだと思ったのに。続けて同じ作家は読まないようにしていたのに。え〜っ、to be continuedじゃあないか。第2弾で捕らえた女殺人鬼から逆恨みされる比奈ちゃん。収監中の殺人鬼を崇めるイカレ野郎にすぐに狙われるのかと思いきや、なかなか比奈ちゃんピンチに陥らない。それまでに起きる事件は、個人的には本シリーズ中いちばんグロく感じます。えぐすぎて眉間にシワが寄りましたもん。このままでは終われないので第6弾に行きます。新年早々「続けて読まないマイルール」を破ることに(泣)。2019/01/10
ゴンゾウ@新潮部
119
今作は残忍だった。幼児や小動物のばらばら死体。佐藤都夜の脱獄。そしてZEROからONE。焦らされる。タイトルにこだわり。2019/02/28
ゆみきーにゃ
118
シリーズ五作目。上手い具合に比奈子の故郷、長野を絡めてきたね。幼児の遺体損壊に動物の虐待と酷い事件ばかりの一冊。野比先生のお話も気になるし、比奈子と都夜の成り行きも気になるし次作が楽しみ。2022/01/19