角川ホラー文庫<br> CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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角川ホラー文庫
CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

  • 著者名:内藤了【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041023303

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内容説明

廃墟になっている洋館から見つかった何体ものミイラ化した女性の遺体。それらはすべて体の一部分が欠損していた。猟奇犯罪捜査班の藤奈子らの捜査によって浮かび上がる意外な容疑者。果たして犯人の目的は?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

313
1巻もそうだったが、情報出しすぎで犯人はすぐわかってしまう。だからクライマックスに意外性が無かった。どうせバレるなら、もっと犯人目線の描写を描いてほしかったな。でも見所はそれなりにはあった。犯人の執着心や身近な人物にじわじわ危険が迫る怖さなど。absintheの今の住所は八王子市の高尾駅近く。カーチェイスが起こった道は娘と手を繋いで何度も歩いたし、先週も散歩した。八王子駅もよく出かける。2019/01/31

せ~や

236
藤堂比奈子シリーズ二作目。一作目と一緒で先が気になって、読む手が止まらない。なぜ止まらないんだろう?残虐性や異常性か?それもあるけど、それだけじゃおもしろくなくて。なんだろ?この人の描く異常犯罪の動機が、誰にでも起こり得る気がして、一線越えれば、半歩ぐらい間違えれば、誰にでもそっちへ行ってしまう気がして、読めば読むほど進んでいく。踏み止まれるのは比奈子の人間臭さなのかな?ただ今回は犯人が途中でわかってしまったことがなんだか最後しっかり楽しめなくて残念だった。相変わらず楽しいシリーズ。2016/12/08

🐾Yoko Omoto🐾

171
藤堂比奈子シリーズ2作目。今作もとても面白かった。事件を追う刑事と個性的な監察医に鑑識、脳内への潜入によってプロファイリングを行う元犯罪者、異常心理による猟奇犯罪。これらが、エンタメ感を目一杯出しつつも荒唐無稽に寄りすぎないという、絶妙なバランスによって成立させているのが、このシリーズの推しポイントだ。リーダビリティーとキャラ立ちの点でも文句なく、わかりやすい展開ながらシラケた感なし。"死神、ハゲ、天才に天然、木偶の坊とオタク"の6人で、猟奇犯罪捜査班いよいよ本格始動だ‼(死体に涌く蟲の描写がリアル…)2016/08/14

Kazuko Ohta

164
できるだけひと月にいろんなジャンルのいろんな作家の本を読むと決めているので、上下巻とかでない限り、同じ月に同じ作家はほとんど読まないんです。しかしどうにも気になって仕方なく、続けて『CUT』へ。『ON』ほど比奈子の記憶力が発揮された感はないけれど、内容はこっちのほうが私には面白かった。比奈子の同僚たちに愛着も湧いてきて、止まらぬ予感。グロすぎるから、想像力はあまり働かせないほうが無難(笑)。「メールが言葉を発するかい?血の通った温かい言葉をさ」という言葉が心に沁みました。グロくても爽やか、それも良いとこ。2018/09/30

yu

141
Kindleにて読了。 猟奇犯罪捜査班がようやく形成されたラスト。っていうか、そんな組織(影の)が必要な世の中ってイヤだなぁ。 相変わらず常人には全くもって理解不能な、惨たらしい殺人事件。文章を読むのも苦痛になるぐらいな描写のオンパレード。これがフィクションのセカイだけでとどまりますように、と願わずにはいられない。 前作もそうだったけど、かなりの前半部分で犯人が分かってしまうストーリー。寧ろ「何故、気づかない?」って思うぐらいのヒントが前面に出てるのはどうかなぁ。2016/03/06

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