内容説明
太宰治の『葉桜と魔笛』が人気マンガ家とコラボレーション!
不朽の名作が、いま新たによみがえる。太宰治の『葉桜と魔笛』が、畠中恵原作の人気シリーズ『まんまこと』のコミカライズなどで知られ、色彩豊かな和服イラストで人気のマンガ家・紗久楽さわによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション・シリーズです。巻末には、『グッドモーニング』『死んでしまう系のぼくらに』などで知られ、今をときめく詩人・小説家である最果タヒのシリーズ共通エッセイを収録。自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅう
117
二つ違いの姉妹の物語。腎臓結核を患っていた妹は淡い恋の想いを自らに宛てた手紙に託した。妹の恋心に気づいていた姉はM・Tになりすまし、妹へ宛てて手紙を書く。すると「軍艦マアチ」の奇跡が起こる。タイトルにある「魔笛」は人が抱く夢や幻想、そして人生の儚さを象徴しているように思われた。太宰治らしい優しさに包まれた物語だった。本作は「乙女の本棚」シリーズからの一冊で、イラストは紗久楽さわ。正直言って、イラストはあまり好みではなかった。2026/06/13
☆よいこ
83
乙女の本棚シリーズ。耽美系太宰治。姉妹愛▽もうすぐ死んでしまう妹の隠された手紙を見つけた姉。妹の友人の名前で届いていた手紙の中身はM・Tと書かれた男性からのものだった。妹と男が純愛ではなく男女の仲だったと知った姉はショックを受ける。しかも男は妹が不治の病だと知ると逃げていた。姉は男に成り代わって妹に手紙を書く。しかし妹はそれを見破る。その理由は▽最果タヒの巻末エッセイ「テレポートする言葉」もいい。”言葉を読むあいだ、遠いものと近いものがぐるぐると回転をしながら目の前を通り過ぎていくような感覚に溺れる”2024/03/11
夜長月🌙
74
【やさどく】太宰治による乙女による乙女のための物語。なんと清らかで切ないのでしょうか。儚い妹を思う姉の心は尊いばかりです。イラスト付きでよみがえった名作。プレゼント用にもよさそうです。2023/05/02
@com
69
美しい姉妹愛。絵もプラスされていて良かった。なんて表現していいかわからないけど綺麗だった。2017/01/31
J D
68
かつて読んだような気がする。まだ、続いて行きそうな温度のままプツリと物語は終わる。妹の男性に対する思いを姉に伝えて妹は旅立つ。この時代を考えるとこれはこれでモガだったのかな?妹の思想が。紗久楽さわさんの現代風な絵がいい。作品の言外に漂う雰囲気を良く表している。このシリーズいいなぁ~!2024/07/07
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