SPコミックス 風雲児たち 9巻

著者名：みなもと太郎【著】

リイド社（2016/03発売）

• ISBN：9784845801756

内容説明

北方の地を探索する最上徳内。アイヌの人々やロシア人と交流するのだが、その頃、江戸ではそれを命じた田沼意次が・・・大好評の本格（？）歴史大河ギャグ、第９弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミナ]

田沼様がついに…！！定信ちゃんは若気の至りもあるんだろうけど腹立つなぁ。大黒屋光太夫は今まで漂流して帰ってきただけでしょと思っていたから、こんなにすごいとは思わなかった。そりゃ、郷土の偉人になりますわ。ちゃんと語り伝えねば！！

2021/01/17

[ツキノ]

最上徳内「行ける　どこへでも行ける　俺はどこまでも　行けるぞ‼」田沼意次、蟄居を命ぜられる。ハーバード大学のホール教授は意次を「近代日本の先駆者」と評価している。天明の打ちこわし、江戸全市で九千軒以上が襲われるという一大クーデターでありながら火事も一人の死者も出さなかった。カムチャッカで極端な野菜不足のため壊血病（チンカ）で亡くなった漂流民3人。6年間で11人が亡くなっている。

2017/10/18

[いずみんご]

物価高騰にあえぐ江戸っ子たちが、米屋や味噌屋など大店を襲う「天明の打ちこわし」。その状況が、同じく物価高騰中のいまと重なる。わたしたちはただやられっぱなしだが…彼らのようなエネルギーがほしい。ここまで『風雲児たち』を読んできて、日本の近視眼的な物の見方というのは、なにも今に始まったことではなく、江戸時代からそうだったと知り衝撃を受けた。日本の国民性なんだろうなあ。見なければなかったことになる、という。ため息。そして先進的な田沼政治が終焉。大衆は愚かだ（私を含め）。私も今、何かを見誤っていないだろうか？

2023/04/19

[もくたつ（目標達成）]

大黒屋光太夫の統率力がすごい。飢饉は悲惨。

2017/04/21

[Hiroki Nishizumi]

時代を先取りし過ぎた悲劇、重商主義者田沼意次去る。しかし家治のオッペケペーはちと可哀そうｗ

2013/12/28