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内容説明
あのSF作家小松左京氏も激賞の歴史大河ギャグの傑作、新装版第7弾。歴史の真実を全く新しい視点で描いた、歴史書を越えた歴史コミックの金字塔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナ
11
私が今作品を読み始めるきっかけとなった大黒屋光太夫の話がついに!!笑いがなくては人は生きていけない。浅間山の大噴火、田沼と松平の対立、司馬江漢の銅版画完成、林子平の長崎での話など今回も盛りだくさん!田沼意次は今でこそ見直されているけど、まだまだ賄賂に汚職といった松平派の目で見ていたあの時代によくこんな視点で描けたな〜と作者のすごさを実感する。2021/01/09
fonfon
11
再読。9か月ものあいだ漂流したあげくアリューシャン列島に漂着した大黒屋光太夫たちが、大笑いして恐怖と絶望をこそげ落とす場面をもう一度読みたかった。「生きていれば笑うことができる。笑いは命をよみがえらせる。ギャグってなんて素晴らしい!」 しんどいとき、みなもと太郎は効きます!2011/10/12
ツキノ
10
田沼意次、天明の大地震、浅間山の大爆発、神昌丸の8か月に及ぶ漂流…「生きていれば笑うこともできるんじゃ」とは泣ける。相変わらずギャグ注がおもしろい。ひょうきん族の時代。2017/10/15
仲本テンカ
8
そろそろいい加減、徳川支配が厄介になってきた感じ。黒船来航時、日本の船がしょぼかった理由が、家康のせいだったことに驚きです。そんな中、評判悪くとも、政治に腕振るう田沼意次。あらゆる改革を先見の明をもって行ったがため、先見の明のないものたちに糾弾され、それでも許した頭のキレっぷりには驚愕です。結局、先見の明がある人ほど苦労するのかもしれません。また、そして今も、先見の明をもった人のことを、私は笑っているのかもしれません。立派な人間って、たいへんだなぁ。2013/04/02
らっそ
7
松平定信のような正論・綺麗事系の人って組織を殺めるよなー。正論には反論できないし2016/12/07