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内容説明
金国の首都防衛の要・居庸関へ、最新の武器をもって侵攻を始める蒙古軍。
戦いの火ぶたが切られた戦場の片隅に、蒙古にすべてを奪われた英雄・虎のハラバルが出現、かつて敵同士であったシュトヘルと出会うが、ともに大ハンの首を狙うことで、ある種の結託をする。
父親殺しを図る蒙古の王子・ナラン。ユルールはナランから大ハンの背中にもつ瑕、西夏文字の秘密を聞くも、文字のもつ未来、可能性を伝えるために、あえて大ハンに対峙することを決意するが……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
36
文字は記録。文字は営み。文字は時代。2015/11/15
眠る山猫屋
32
ついにテムジンとの対面へ!魔人いや魔神のようなテムジン。トルイが思うように対話が成り立つとは思えないが・・・。ハラバルやシュトヘルがかなうとも思えない。魔王を倒すにはパーティーを組まなくちゃ・・・。ハラバルとシュトヘルがなんとなく和解(?)できたくだりは、なんだか吐息がでるくらい良かったなぁ。2017/06/28
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
29
この本の時代背景は1190年代だったっけ?成吉思汗が統一する前の話だよね。でもその勢力は凄かったという事かな。ようやっとテムジンとしてオヤジが登場。気になる西夏文字の行方。2018/02/11
紫雲寺 篝
20
今巻も面白かった。魅せ場が多くて迫力満点、散りばめられたすべての点が一つに収束していく感じがあって、多くの人物が絡み合い、いよいよ大詰めって感じになってきました。話も大好きなんだけど、絵が本当好き。最高。スドーがどう絡んでくるのかまだわかりませんが、それも含めて楽しみです。地味にシュトヘルがユルールに本当の名前を言うか言わないかも楽しみ。2014/10/03
ふかborn
19
投擲から火箭の弩。西夏の鉤は、モンゴルの鎚より新しいのか?武器の遍歴が面白い。糧食庫の戦闘でハラバルとシュトヘルが共闘しているのが楽しい。煙幕の中、弓矢が飛び出して来る所や、弩の兵の親父殿の冷静さがかっこいい~。何故か、一対一の関係性に激萌。特にナランとユルールには義兄弟以上の萌を感じる…一方が警戒しつつ信頼を寄せるも、もう一方は甘っちょろいと思いながら役割に期待している、という所が響いているのかしら。あとがき4コマに出てくるワンコって、旦那様の前嶋重機だよね。伊藤さんがプライベート晒すの珍しいね~。2014/10/16