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内容説明
蒙金両軍決戦の地、居庸関(きょようかん)の戦い後――
大ハンからユルールを守ることのできなかった
シュトヘルの身体にスドーが戻ってくる。
圧倒的な絶望の中、スドーは大ハンの側近、
ヴェロニカの体を求めるのだった……
他方、闇夜に一人立ち上がったユルールの
背には大ハンによって文字が刻まれていた。
その恥辱の言葉とは――!?
心抉るヒストリカル・ロマン!!
第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞作品
単行本第12弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
43
ヴェロニカとスドーの交情。でもこの時のスドーは女の子なんだよね。スドーの優しさがヴェロニカの炎を癒してくれますように、なんて思っていたら、ヴェロニカ大変なことに。ユルールやハラバルも虎孔を凌ぎ切り成都へと向かっている。みんな強くなった。トルイや大ハンの方が追い詰められているかのようだ。ポルトゥさん、安らかに眠ってください。2017/10/22
明智紫苑
42
こんな不条理な展開になるなんて(泣)! ところで、時代設定からして、スドー君以外の日本人キャラクターが出てきても良さそうな気がするのね。2016/02/05
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
30
な、なんで?ユルール。居酒屋あの世にハラバルがいない。という事は‥‥。2018/02/11
ちゃりんこママ
27
シュトヘル(中身はスドー)とヴェロニカってぇ!読者サービスぅ?とか思ってたら、ヴェロニカがとんでも無い目に遭うけど耽美…巻末にもヴェロニカのサービズカットがあって、目に焼き付きましただ…2017/03/12
ネロ
18
ヴェロニカの温かく柔らかいところを知るにつれ好きになります。スドーとの意外な関係が彼女を変え、また窮地にも立たせてしまいます。トルイの処罰、あまりに残酷。そしてボルドーの最期。あまりに立派過ぎて、あっさり過ぎて…。冷酷に狡猾に変わらざるをえなかったユルール。わかっていても悲しいです。どんどん父親に似てくるようで。救いはハラバル兄さん!2016/01/30