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内容説明
寄席で憧れた落語家・惜春亭銅楽師匠のもとに入門した惜春亭銅ら壱(せきしゅんてい・どらいち)。しくじり(失敗)を起こし、叱られ、反省し、成長しつつある前座修業ではあったが……第9巻では、銅ら壱が大しくじりのために破門の危機に直面します。
噺家の腕の見せどころともいわれる「死神」が丹念に描かれているほか、「権助提灯」、「お菊の皿」などの演目が漫画で登場。落語ファンはもちろん、落語を聞いた事がない人にも落語の内容が分かると評判です。
落語監修をつとめるのは今や人気落語家のひとり柳家三三師匠。巻末おまけまんがもあり、雑誌で読んでいる方にも、新しい発見のある一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
21
どんな世界でも下積み修業はきっと無駄にならない。でもだからといって前座一年目へ戻ってのやり直しはさすがに。と思ったが、いまの自分には何となく意味を見出せる。三年積み上げた経験と学びは消えないし、それらを身に着けた状態で一年目としてリスタートさせてもらえるのは、他の人にはなかなか得られぬチャンス。しかもより広い視野を持って目配りや気配りができ、先輩たちを助けられる。目の前のやるべきことを黙々とこなしていれば、何とかしてやろうとする人だって現れる。夢六師匠もそのひとり。あのひと言で銅ら壱はどれほど救われたか。2026/05/21
ぐうぐう
9
「噺家を諦めろ。お前には向いてない。」度重なる失敗を繰り返す銅ら壱に、師匠銅楽は破門を宣告する。それでも銅ら壱は、あきらめきれない。多くの周囲の人達の優しさに触れたから。師匠のことを尊敬しているから。何よりも、大好きな落語をやめたくはないから。険しい道である。でも、自分が信じ、夢が見られる道でもある。前座3年を経験し、二つ目目前の銅ら壱の噺家人生はリセットされ、1年目からやり直しとなる。この厳しい処罰にも、「破門じゃなかった」と感謝し、涙する銅ら壱がいる。その涙の意味を、忘れるな、銅ら壱!2014/02/01
Y2K☮
5
「ビッグコミックオリジナル」を毎号買っているけど、コミックスで読むと結構話を忘れている。ちょうどいい時分に単行本になってくれた(笑) 銅楽師匠も夢六師匠も他の兄弟子もみんな温かい。それも銅ら壱の人に好かれる才能なのだろう。「悪いことをしない代わりにいいこともしない。そんな無難なつまらない優等生になるんじゃねえぞ」は私も密かに肝に銘じています。やっぱり表現者は強烈な個性とか人間臭さを持ってないと心に響かない。キレイやカッコいいだけでは、すっと通り過ぎるだけで何も残らないのだ。「落語カフェ」はぜひ行きたい。2014/01/30
びびとも@にゃんコミュVer2
4
三歩進んで、三歩下がるか~。でも、その三歩は無駄ではないと思う。2014/02/14
まーだむ
1
銅ら壱、前座壱年目からやり直しの巻。慣れって本当に怖い。銅ら壱の心境にひたすら共感した巻でした。2014/05/31
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