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内容説明
『夏子の酒』『蔵人―クロード―』など、日本酒を扱った漫画作品を描いた人気漫画家・尾瀬あきらによる新境地の意欲作第5巻。寄席で憧れた落語家・惜春亭銅楽師匠のもとに入門し、前座修業を始めた惜春亭銅ら壱(せきしゅんてい・どらいち)。今どきの若者が叱られ慣れていないと言われる昨今ですが、この落語界ではそんなことは微塵もなく、理不尽なことで師匠や兄弟子から毎日のように叱られながら楽屋修業をしています。第5巻では「牛ほめ」「つる」などお馴染みの落語が丹念に描かれています。落語ファンはもちろん、落語を聞いた事がない人にも落語の内容が分かるように描かれています。落語監修をつとめるのは今や人気落語家のひとり柳家三三師匠。セリフだけでなく、細かい所作まで丁寧に指摘していただいています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
25
作品で最も忘れ難い印象を残した走馬亭夢六師匠が初登場。続きの巻で過去のエピソードが描かれるかどうかは覚えていないけど、何があったのだろう。いや何もなくたって、日々の積み重ねのなかで徐々に擦り減り、現実に嫌気が差すことなら誰しも。当初の理想を忘れず、真摯にそれと向き合うピュアな求道者であればなおさらだ。でも落語は人の業の肯定という立川談誌の説に従うなら、他者よりも余計に苦しんだ噺家の芸はより深く聴き手の心へ染み入るのかもしれない。全盛期がいつかを決めるのはおそらく本人ではなく、ピークはいつだって更新できる。2026/03/18
めいけふ
6
夢六師匠の登場。悪い話を聞かされるも、蓋を開けたらやはり落語を愛する善き人のようで。昇進した二人も話が進み今後も引き続き楽しみです。2012/08/09
ぐうぐう
6
芸と人柄は、必ずしも結び付かないし、結び付かなくてもいい。芸は一流だが、人としての了見が間違っていると評判の夢六師匠。しかし、尾瀬あきらは、銅ら壱を夢六と関わりをもたせることで、悪評判とは裏腹の、夢六の隠された真の人柄を明かしていく。尾瀬は芸人を信じている。そして、人間を信じているのだ。2012/08/04
たっきん
4
最後の話の、皆が縁起の良い噺をやるエピソード、いいなあ。粋ですね。2014/05/04
ジーク
3
銅ら壱がどんなしくじりをしたのか気にしつつ、やっと読むことができました。 これを読むと、やっぱり生の落語が聴きたくなります。2012/10/27




