内容説明
南町奉行所臨時廻り同心白縫半兵衛は市中見回りの最中、大身旗本の嫡男白崎紀一郎が野菜売りの百姓駒吉を無礼討ちした現場に出くわした。支配違いのため旗本に手出しの出来ない半兵衛は、役者崩れの鶴次郎に白崎に恨みを抱く駒吉の娘おちよの様子を見させていたが……。書き下ろし人気時代小説、シリーズ最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
25
シリーズ最終巻。半兵衛さんが十手返上して男気を見せるが、馴染んだ登場人物が死んでしまうと寂しいなあ。優しい鶴次郎らしい最期ではあったけれど…2018/11/30
ゆ〜や
8
ついに終わってしまった。ワンパターンかもしれないが、時代劇らしいお話で好きだったので寂しい。終わり方が終わり方だったので、今後の他のシリーズに出てくるか心配。またどこかで半兵衛さん達にあえるといいなぁ。2013/06/13
M2
7
あとがきを先に見てしまったのでショックでまともに読めなかった。経緯だけは知りたかったので流し読みはしたけど。最終話もいつものように半兵衛さんの家に集まってみんなで鍋でもつつくのかと思っていたのに…。マンネリに安心していたので本当にショック。藤井さんの他のお話ももう怖くて読めない…(涙)2013/05/24
かえる
6
・・・え、ほんとに終りなの?読み終わってすぐこれしかでてきませんでした。七年。20冊。長いような短いような。 鶴次郎の半兵衛にかけた最後の言葉に、涙を流さずにはいられない。今まで「いい夢」を読むことができて、ほんと幸せでした。ああ、寂しいなぁ・・・。また半兵衛さんや半次や房吉に会えることを願いつつ本棚へ。2013/06/01
デジ姫
5
どこかで半兵衛さんや半次さんとは合うことも出来るだろうけど お役者崩れの鶴次郎さんと会えないのは寒しい・・ 「じゃあ半兵衛の旦那、あっしはちょいと夢の続きを・・」 鶴次郎さんの残した言葉が心に残る。2013/10/03