内容説明
北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛宅に、一匹の三毛猫が迷いこんだ。首に巻かれた小さな布切れにあった文字をたよりに飼い主に三毛猫を無事届けた半兵衛。そんな折り、与力の大久保忠左衛門に呼び出された半兵衛は、伝馬町の鍵役同心が行方知れずになったと告げられる。書き下ろし長編時代小説シリーズ第十二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
24
『迷い猫』で半兵衛さんは少し心がときめいたのに…ふさ飾りを海に流す半兵衛さんの純な姿がいじらしい…半次達が気遣って知らん顔をしてるのがおかしい。半兵衛組の面々はなぜもてないのか。2018/11/24
rakim
5
このシリーズはほとんど短編集なので、暇つぶし用。良くも悪くもワンパターンですが、読書疲れのつなぎには○。今号は平次さんが怪我しすぎ。これもパターンになるのでしょか?2010/09/15
ちぎもも
4
揺るぎ無い白縫半兵衛に安心して、「読む」を楽しめるシリーズ♪ この回の半兵衛さんは迷い猫を通して、飼い主にチョット心が揺れてしまったのかナ、居なくなった猫の行方も気がかりで…終わりが切ない気分に… 救われない人達のために奔走し・理もまげてくれる半兵衛さんの、日々の幸せもちょこっと入っていたら救われる気分になるのにナ…。○ 2012/01/14
かっぱえびせん袋のおじさん
3
一種、勧善懲悪ありで読みだすとサクッと読めて満足2010/09/20
k崎
3
白縫様と猫って似合いそうだなぁ(笑)。想像するだけで癒される。2010/08/24