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内容説明
旧友オスカーの率いるエベレスト登山隊とヒマラヤで出会った三歩は、自身の目的であるローツェ単独登攀を目指し、彼らの元を離れた。一方、登山隊は、エベレスト・サウスコルに到着。そこから最後の難所・ヒラリーステップを越え、最終アタックを試みる。ボンベの酸素が少なくなりながらも、なんとか全員ヒラリーステップを越え、山頂に辿り着いた登山隊。しかし、帰路についた彼らに予想外の事態が…。天候悪化に加え、一方通行の山頂付近で他の登山隊と重なり、交通渋滞により待機を余儀なくされる。残りの酸素はなくなり、天候は悪化の一途。必死に下山を試みるが、氷点下の暴風雪がブリザードとなって彼らを襲う。一人、また一人と隊員たちが倒れていく。先頭を行く日本人隊員・小田草介が足を滑らせ、万事休すかと思われた、その時……!!島崎三歩、彼の決死の救助劇がそこから始まったのだった───最終巻特典:オリジナル本誌に掲載された最終回のカラーページを、単行本でもカラーページで再現します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
104
ついに終わってしまった。17巻、18巻のブルザードの画は、迫力があった。楽しく、面白く、そして人はなぜ危険を冒してまで山に登るのかを考えて読んだ全18巻だった。主人公島崎三歩は、ただの登山家がではなかった。最後にずっと山で生活していた理由を知り、そしてあのエベレストの過酷なところに救助のため、また登っていく三歩の姿には信念を感じる。三歩の信念は、久美、ナオタ、ザック、阿久津、そして山岳救助隊に参加した小田たちの中に生きている。いい漫画にめぐり合えてよかった。2015/10/18
扉のこちら側
58
2017年109冊め。読むのが辛かった。賛否両論ある終わり方だろうし、今はこれで良かったとは思えない。物語の彼らはそれぞれの時間を生きていることがわかったところで今回はよしとして、いつかまた時間を置いて読み返そう。2017/02/03
銀雪
54
最終回が怖くて長年読んでいなかったけど、岳ファンの女性と知り合いようやく読んだ。いい終わり方だという評判は一切聞かず、微妙な終わり方、鬱展開、と聞いていたので覚悟して読む。終盤は、読み進めながらページがなくなっていくのがまさに命や酸素が目減りしていくように思えた。mixiコミュニティなどでは、最終回のかなり前から「三歩は山で死んで終わるべきだ」という声があったけれど、なるほどね、こういう終わり方になったか。結末は予想通りだった。著者も葛藤しただろうな。ただ、ひとつ言うなら、私はこの終わり方は嫌いじゃない。2014/07/08
goro@80.7
47
必ず帰るって言ったじゃないか!三歩!強くて優しい男だ三歩。想いはそれぞれの胸に。どこかの山で逢えると信じて。2019/10/02
かおりんご
38
完結!この巻に関しては、あまり多くを語れません。悲しい。でも、その悲しさをバネに、みんな前向きに生きてます。2014/12/25