内容説明
お堂で一心が刺された!? 監視の目をかいくぐり犯人はどうやって事を成し遂げたのか? 石井をはじめ、みなが疑心暗鬼になる中、八雲は拘置所で、殺人を告げた七瀬美雪と対峙する。一方、一心が収容された病院では、院内を少女の幽霊が彷徨っているという噂が!? 絡み合う複数の出来事が、ひとつの点で結びついたとき、八雲と晴香は、深い悲しみと向き合い、大きな決断を迫られることに……シリーズ最大の悲劇、終幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらKみ
136
寂しい結果で終わってしまいました。(TT) 両目の赤い男も謎が解き明かされてきました。八雲陣営も一心さんの事で結束し、相手が霊でも張り合えますね。(^-^) あと奈緒ちゃんはよかった、後藤夫婦の決断はたいしたもんです。 晴香と八雲はもう大丈夫でしょう。でも晴香は悪者の最大のターゲット。さあどうなるんでしょうか。今後の展開が楽しみです。(^-^) 2013/05/13
愛
58
ああ。一心さんが亡くなってしまった。これは予期していなかったのでショックです。今回は本の話よりもあとがきが心に残りました。作者である神永学さんのイメージがガラリと変わりました。何と言いますか、今まで本当にすみませんでした(笑)まさか八雲シリーズにこんな想いが込められていたとは。なんかいいですね、心を開ける関係みたいな。ちょっと憧れます。さて、本巻は私の大好きな石井刑事の活躍がありましたが、最後の新聞記事では嫌な予感が…。次の巻も楽しみです。2013/09/05
あつぼう
50
切なくて悲しい展開やったなぁ。この上下巻で八雲はかなり成長したと思うけど、その裏側には八雲を支える晴香や後藤さんや石井さんの力があってこそです。病院に出る少女の幽霊、八雲の父親、一心さんの容態など気になる事がたくさんあったけど全ての物語の結末が交差した時には衝撃的な事実が明らかになります。間違いなく今後の展開を左右するんやろうなぁ。最後の最後に八雲と晴香の距離が少し近づくのが良かったです。色々な意味で今後の展開が楽しみなんで速攻で7巻を読んでみたいです。2013/08/06
Yuna Ioki☆
49
839-42-2 慈悲の人だった一心さん亡くなりました。。。だけど八雲を見守ってくれる人が増えたから一心さんの心残りも減ったことでしょう。エピローグでは泣かされてしました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)ここで一区切り。まだまだ美雪の動向に目が離せません。2015/02/02
りゅう☆
49
最後の八雲の決断の一言から終章で涙ボロボロ。生まれつき持った赤い左目で幽霊が見える八雲が幽霊に関わる事件の謎を解いていくというストーリーの1巻を読み始めた時、このように心が締め付けられる切ない、そして感動の物語へとつながってくるとは思いもよらなかった。誰にも心を開くことなく全て一人で背負い心閉ざしてた八雲だが、血は繋がってないけど家族や仲間がいつも彼のそばに、そして心の中にいるからもう大丈夫。…なんだけれども、八雲の父親の秘密が明らかにはなったからこそ、そして七瀬美雪のその後の行方にまだまだ目が離せない。2014/10/07