Ｋ２（７）

著者名：真船一雄【著】

講談社（2014/01発売）

• ISBN：9784063521993

内容説明

Kの村で医者としての腕を磨く富永。大学病院では経験できない貴重な勉強を日々させてもらっている。そんな折、実家で大きな個人病院を経営する父が倒れたとの一報が富永に届く。病名は脳腫瘍。無理に手術すれば手足に重大な後遺症が残る可能性がある部位の為、病院長である父は手術を拒否していた。Kの元を去って病院を継ぐ覚悟の上で、手術に臨もうとする富永に、Kは「覚醒下手術を行う。執刀はおまえだ」と告げ……！?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[てつ]

富永の成長。Kのメス。医療とは。臓器移植の課題と現状。アツイ物語は続く

2022/11/09

[モンジャ]

道尾先生が出てきたのが熱かった。富永先生のお父さんも熱いし、これは面白いです。

2023/03/23

[アリカ]

観察眼、自然な状態を忘れない美しさ、そして日本人の死生観。

2011/06/20

[外野伽夜]

メモ　富永の父の覚醒下手術（道尾先生再登場）、富永が好きなアイドルに全くピンと来ない一也くん、遺族の想いで決定が覆されてしまうこともある臓器移植の苦悩、美容エステの顧問に誘われるKEI先生を見て狼狽える一人先生。今巻も面白いかったです。「医者が継ぐべきものは患者さんの命そのものだ！！」良い言葉だなあ。

2023/05/26

[ユイ]

理屈ではなく本能で遺体を傷つけることを嫌がる。荼毘にふすことはできるのに、なんででしょうね。

2010/10/29