文春文庫<br> 鬼平犯科帳 〈12〉

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文春文庫
鬼平犯科帳 〈12〉

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥621(本体¥565)
  • 文藝春秋(2015/03発売)
  • ウルトラ電読フェア ポイント40倍(~7/24)
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  • ISBN:9784167142643

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内容説明

若き日、平蔵と左馬之助は高杉銀平道場の竜虎といわれ、もう一人又兵衛を加えて三羽烏とも呼ばれたものだった。それから幾星霜…盗賊となった又兵衛、火盗改方の長官・鬼の平蔵、二十数年ぶりの凄絶な対決を描く「高杉道場・三羽烏」。彦十に五郎蔵、粂八の元・本格盗めの男たち、いまはお上の手先だが興が乗り、<昔とった杵柄>に話がまとまってしまう「密偵たちの宴」。ほか「いろおとこ」「見張りの見張り」「二つの顔」「白蝮」「二人女房」の七篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

126
7編が収録されていてそれぞれが長編になるくらい内容が濃いものが多いと感じています。やはり管理者としての鬼平は優秀で、部下のちょっとしたことを見て何かあるときちんと対応を考えています。息子や鬼平が使っている密偵たちの遊びなどが非常に楽しませてくれました。2017/05/31

ポチ

61
男っていくつになっても子供っぽい所があるんですね!その点女性は冷静ですよね!おまさの切れた一言が笑えた。次作は熱海での湯治で何かありそう!楽しみ(^^)2017/05/05

佐島楓

54
やはり究極のキャラクター小説、鬼平の技と情が冴えわたる。映像化まで考えてお書きになっていたかどうかまではわからないけれど、剣技は映えるわけですね、これは。2015/09/27

s-kozy

46
「高杉道場・三羽烏」は平蔵と左馬之介、さらに盗賊となった又兵衛の三人が万遍なく活躍するかと思ったら、左馬之介の出番が少なく少々肩すかし(十分に面白いですが)。六人の密偵たちが、冗談から出たお盗めへの実現に踏み切る「密偵たちの宴」は皆さんのおっしゃるように傑作でした。昔取った杵柄をついつい担ぎたくなってしまう密偵たちが微笑ましい。男っていうのは本当にいくつになってもどうしようもない生き物ですね。季節の移ろいの中で様々な人間ドラマや美味しそうな食べ物、剣術の冴えなどが楽しめるシリーズ12作目でした。2014/08/23

ベルるるる

42
お熊婆さんに、「痩せてしまったではねえか」と驚かれる平蔵。疲れが取れずに、市中見廻りさえできなくなり、とうとう湯治に出かけて体を休める事になってしまう。平蔵は命を削って火付盗賊改方の仕事をしている。この悲壮感・・・。これが「鬼平犯科帳」の魅力でもあるのだろうけど・・・。2016/09/23

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