蒼天航路（１８）

著者名：王欣太【漫画】/李學仁【原案】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063286649

内容説明

袁紹（えんしょう）を破り、中原（ちゅうげん）の覇者となった曹操（そうそう）。その三子・曹植（そうしょく）は、並み居る文人、覇王である父を前にしてそのみずみずしく斬新な詞藻（しそう）を炸裂させる。そのとき、「文学」が誕生した――。そして曹操は、軍師・郭嘉（かくか）の献策を容（い）れ、万里の長城を越える北伐への軍を発した！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Die-Go]

曹操の三子曹植の詞藻が炸裂。戦を詩歌で終わらせたいと望む思い。甄氏を想う慕情。　　　　　そして曹操は軍師郭嘉の献策を受け、北の大地を目指す。郭嘉はその中で軍の限界を突破する。★★★★★

2022/03/19

[財布にジャック]

曹操の息子達にスポットが当たる巻。中国に初めて文学が誕生しました。特に三男の曹植は父親の曹操以上に根っからの文人なんですね。

2010/09/22

[活字の旅遊人]

曹植の文才。権威や伝統を壊し、心を揺さぶる。詩歌で人の心から乱世を終わらせる。かあ。ずっと人間はこんなことを考えながら、一方で戦争し続けてきたし、今もそうなんだよね。母の愛。純粋な異性への愛。ドラマだ。そして北方の烏丸。このファンタジー振りにはついに諦めの境地に達することが出来た(笑)。

2022/02/27

[明智紫苑]

「読むミュージカル」というべきエピソードがある18巻目。この圧巻の場面を読み、私にとってのこの漫画は再び「『ファイブスター物語』の次に好きな漫画」、すなわち「二番目に好きな漫画」の座に返り咲いた。私はその事に感動している。しかし、袁煕の無残な変貌は実に残念。

2018/11/08

[十六夜（いざよい）]

袁紹を破り、中原の覇者となった曹操。その三子・曹植は、並み居る文人、覇王である父を前にしてそのみずみずしく斬新な詞藻を炸裂させる。そのとき「文学」が誕生した。そして曹操は、軍師・郭嘉の献策を容れ、万里の長城を越える北伐が開始された！郭嘉と張遼の烏丸衆攻めのキリキリ感が格好良かった。烏丸衆の頭が完全に鳥さんだったけど、どうなっているのかな。張遼はいい武将だ。

2021/08/21