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内容説明
講学館の新社長・陳子昂(ちんすこう)による『ヤングシャウト』連載漫画家引き抜きの動きが活発化してきた。そしてその手は青梅と懇意にしている漫画家・骨川サヨリにまで伸びていた。「原稿料を5倍出す」という『ヤングナッツ』編集部員に対し、骨川は、「僕はお金では動かない」ときっぱり言い切るのだった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
2
この一斉引き抜きは、事情こそ違えど角川とメディアワークスの分裂騒ぎを元ネタにしてるのかなあ。創刊時の週間少年ジャンプのように、逆境を逆手にとって新人のみのゲリラ戦を仕掛けようとするカンパチたち。その熱にあてられ、編集長も腹を括る。いよいよ終盤。2019/01/07
yom
1
逆境で心が一つに。いろんなエピソードを経て、綺麗事だけじゃなくなった。結局は良い漫画を生み出すだけなんだよな。2021/10/09
ざんすけ
0
作家の引き抜き。ここまで大規模なのはないだろうなあ。雑誌を移って大ヒットした人はいるけれど、才能を見いだしたようだし2012/05/18
こたた
0
陳氏エピソードでは世界観や業界構造の現実味より、論理と心の動きが重視されている。「骨っちが講学館に落とされた」と書けばそれまでだが、内面でうごめく心理現象は複雑だ。借金・結婚・漫画家の社会的地位・情熱・恩義・愛着・意地・決意など、多様な要素をもって大の大人がダイナミックに動かされている。ラスト10話を描き上げてきた骨っちの語りと痩けた様相は壮絶だ。圧倒的な描写力。青梅の「察しよう」に作品の骨太さを感じる。最終巻でヤングシャウト編集部はどうなるのか。ただの雑誌対決で終わるまい・・・。2012/05/15
田中
0
昔読んだ時はこのエピソードがつまらなく感じたが、今回はとても面白い。札束でどれだけ人の心や義理が動くのか?という実験2022/09/16