ちくま文庫<br> 大菩薩峠(17)

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ちくま文庫
大菩薩峠(17)

  • 著者名:中里介山【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2013/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480032379

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内容説明

駒井の率いる無名丸からマドロスともゆるが脱走した。駆落ちである。探索に向かった絵師白雲は二人を発見し、そのまま恐山へと足をのばす。それより先、薬草探しに出かけた道庵は山中で道に迷い、偶然にもお銀様の胆吹王国にたどりつく。時を同じく、遊魂のように竜之助が現れ、長浜の町で夜な夜な辻斬りの横行におよぶ。一方江戸では、お絹が築地の異人館に入り浸り、神尾は根岸の屋敷で酒に荒れていた……。「新月の巻」「恐山の巻(一~百四十六)」を収録。

目次

新月の巻(承前)
恐山の巻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

19
2022年最初の一冊は、大菩薩峠17巻。久々に面白かった。登場人物たちが大移動した結果、道庵はお雪ちゃんと、がんりきはお蘭と、弁信は米友と道行きをともにすることになり、これまで読んでいて苦痛だったパートが、魅力的なキャラと組み合わさり読みやすくなった。幸内、仏頂寺、丸山など、死人たちが再び登場。生者と死者の区別が曖昧になっていく。作者の、「これ小学校の頃の話なんだけどさぁ…」という全く関係ない話も飛び出す。竜之助、兵馬、神尾はどうなるか。17巻へ来て、恐山から来た居合の達人・柳田平治という新キャラも。2022/01/01

きょちょ

16
「新月の巻」「恐山の巻」。 数巻前から現実の時代は、もはや全く関係なくなっている。 本来なら、王政復古の時期か? ほとんどの登場人物が主役なのだが、それでもサブキャラと言える2人がいきなり自害するし、いろんな時代の幽霊が登場するし、出口ナオや王仁三郎の大本教やPL教団も紹介されるし、これぞ彼の言う「大乗小説」??? 面白く読めるから良いのだが、文庫であと3巻しかない。 机龍之助の子供郁太郎や、茂太郎が大人になったらどうなるのか読ませてほしいけれど、そこまではあと3巻では描いてくれないのだろう。 ★★★★2016/08/07

ソングライン

12
胆吹山ではお銀様が父伊太夫に莫大な財産分与を申し入れ独立王国の建設を目指し、お雪と米友はそれに協力しています。駒井の蒸気船から駆け落ちしたマドロスともゆるは絵師白雲に見つかり連れ戻され、その白雲は恐山を目指します。一方、悪漢神尾は江戸にて異人館を知り新たな悪事を企みます。それぞれの人々の前には時に死んだはずの幽霊も現れる混沌の物語、次巻へ。2024/01/28

Auristela

0
物語の全体で調和がとれてきた感じ。いつまでも、いついつまでも続いて欲しい。。2015/02/19

yamakujira

0
18巻へ続く。

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