ちくま文庫<br> 大菩薩峠 〈13〉

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ちくま文庫
大菩薩峠 〈13〉

  • 著者名:中里介山
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2013/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480032331

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内容説明

飛騨高山を前に竜之助とお雪は火災に見舞われ、からくも川原へ逃れた。白骨で鎮まっていたものの封が切れたのか、再び竜之助の血がざわめき始める。同じころ兵馬は高山の代官屋敷に逗留、好色な代官の妾に手を焼いていた。一方、マドロスの行状から謀反を企むと騒がれた駒井は洲崎退去を決心する。その駒井の一子・登を伴い、お松は青梅をあとに洲崎へ。なぜかお松との同行を拒む与八は、郁太郎を背に甲州へ向かうが……。「勿来の巻」「弁信の巻(一~二十)」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

20
大菩薩峠13巻目。またしてもピグミーが出てくる。なぜ。徐々に夢の世界が多くなり、死者たちが再登場しはじめる。竜之助が辻斬りに戻り、弁信とも近付きつつある。この先面白くなりそうな予感を残しつつ、この巻は終了。2021/07/22

きょちょ

11
「勿来の巻」、最大の動きは、駒井甚三郎が作った船に乗るため、お松が七兵衛とともに駒井の子、登を伴い洲崎へ向かうこと。長いこと一緒に居た与八だけはお松の誘いを断り、龍之助の子、郁太郎とともに西へ巡礼に向かうのは、感慨深い。 また、飛騨高山においては、龍之助と兵馬がニアミスする。 「弁信の巻」は、またまた弁信坊主が喋り捲るのかと思いきや、イヤなおばさんや龍之助に殺されたお浜の霊が、ピグミーとともに登場し幻想的な展開から始まる。 応援しているお銀様も少し登場するのがうれしい。 ★★★★2016/06/22

ソングライン

8
盲目の坊主弁信はお雪を訪ねやっとの思いで白骨温泉にたどり着きますが、お雪と竜之助は既に高山に立ち去りそこで火事で焼きだされたとの知らせが。同じころ兵馬も高山の代官屋敷に逗留することに。画家白雲は洲崎の駒井甚三郎の元から奥州に向かい、甲州で寺子屋を営むお松は甚三郎の子登を連れ洲崎に向かいます。なかなか出会うことない登場人物たちは何処へ向かうのか。次巻へ。2023/11/29

ジュール

6
すき間時間に少しづつ読む。 もう主人公はお雪ちゃんと、弁信かと思っていた。しかし白骨温泉でおとなしくしていた竜之介が高山で再び人殺しに。お雪ちゃんを救うため? 道庵先生と米友は名古屋。熊の子はどうする米友! お角さんとお銀様も名古屋。駒井は船出した。まだまだ続く。2019/11/15

Terry Knoll

1
段々机龍之介の影がうすくなってきた。サブキャラが勝手にうごきだした2020/05/26

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