内容説明
箱が人を殺したって……? なにせ密室の中で殺人が起こって、そこには死体と箱しかなかったというのだ。食べきれないほどのごちそうを期待して、パーティーに出かけた石津、片山刑事の前に出されたのは、こんな難題だった。またまた怪奇事件発生!! 毎度おなじみの三人と三毛猫ホームズが、家庭内の複雑な憎しみがもたらした、この事件のトリックに挑戦した。──他に「三毛猫ホームズの披露宴」など6編を収録した絶好調の人気シリーズ!
目次
三毛猫ホームズのびっくり箱
三毛猫ホームズの名演奏
三毛猫ホームズのパニック
三毛猫ホームズの幽霊退治
三毛猫ホームズの披露宴
三毛猫ホームズの宝さがし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
92
短編6話。「びっくり箱」「名演奏」「パニック」「幽霊退治」「披露宴」 「宝さがし」。赤川次郎の作品の利点が、連続解説で説明。1女性を差別しない。2怒らなきゃだめだ。3具体的な怒り方の例を示している。とのこと。本書の解説はその2で、その1は、「おやすみテディベア」に掲載。解説が読みたくて本を読むことがある。「おやすみテディベア」どうしても読みたくなってしまった。2009/10/07
RED FOX
15
「十五分開演がのびたってんで廊下へタバコを喫いに出たら、この猫君が足下で」ホームズ毎回名推理してる、披露宴で干物食べてる、かわいい。事件はダーク。2022/12/25
ゆうき
10
短編集。ホームズがどんどんレベルアップしてるような!?完全に片山は頼りきっている!でも、ホームズが大好きで読んでいるシリーズなので楽しく読みました。猫としてのホームズが好きなのでこれ以上人間離れならぬ猫離れし過ぎると読みづらくなっちゃうかも!笑2020/11/18
Gomesu
9
短編集なので、次々事件解決。 さくっと読み終わり。2020/03/16
barcarola
8
三毛猫ホームズを読むのは久しぶりである。その短編集。今読んでも結構楽しめた。パーティーなど「こういう場所に猫を連れて行くって!?」という場面も少なくないのだが、まぁそこはそれユーモアミステリということで。2022/02/20