内容説明
指揮者・朝倉宗和の要請で、声楽コンクールの会場警備にかりだされた片山刑事とホームズ。コンクールの開始直前に、優勝候補ナンバーワンの井田貴子が何者かに狙われたのだ。何事も起こらなければいいと思いながらしぶしぶ出かけた片山だったが……会場では貴子とライバルの丸山恭子をめぐって次々と事件が発生した! 表題作ほか2編の短編に、著者の自伝的エッセイ「三毛猫ホームズの青春ノート」を加えた作品集。大人気、三毛猫シリーズ第17弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
声楽コンクール会場で警備を担当することになった片山。 本命と対抗の2人に対し、嫌がらせのようなことから、遂には殺人まで発生。 単なる嫌がらせと思った延長上には意外と爽やかな結末。 石津のブラボーも流石といったところ。2023/11/06
白雪ちょこ
25
今回は表題作他の、短編集となっていた。 「プリマドンナ」と聞いていたので、どんな話かと思っていたが、女同士、特に母親同士の嫉妬がぶつかり合っていた。 短編集になっているため、犯人の動機などに至っては、さらっと受け流されていた。 まぁ、そこは何度も読み進めていたので諦めはついているが(笑) 男女のいざこざや、トリック性などは簡単で、片山、晴美、ホームズの活躍はそこまでなかった。 石津に至っては、ちょっとしか出てこない。 他の短編集も、楽しむことができた。2023/10/27
クルミ
8
短編集。「プリマドンナ」の指揮者の朝倉さん。懐かしかったです。片山だけでなく、晴美の存在の大きさ。相談しようと思ったらやっぱり晴美の方だわ〜と、思いながら。2025/04/21
ボトム
8
目次にタイトルが4つ載っているが作品は3編で1つは作者の自伝が載っている。表題の『三毛猫ホームズのプリマドンナ』はこのシリーズらしい作品だった。指揮者の朝倉さんはもう準レギュラーだな。2020/08/31
はる
8
三毛猫シリーズを読んでいたのは、かれこれ20年以上も前のこと。ずいぶんシリーズも長く続いているようです。ドラマ化の話を聞いて、久しぶりに手に取りました。良くも悪くも軽いテイスト。謎ディの本屋大賞受賞で、ユーモアミステリー復活か、なんていわれてますが、赤川次郎こそユーモアミステリーの第一人者でした。赤川次郎作品を読み漁った中学時代を懐かしく思い出しました。2012/03/08
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