内容説明
梅の香る夜に現れるあの方に、氷隠梅を……
「あの女道士、月を飲ませたらしい」
二度は同じ菓子を作らぬ女道士。菅原道真につながるこの女に、「死人に食べさせたい」という菓子作りの依頼が舞い込む……。
晴明と博雅の変わり変わらぬ魂、心震える8編を収録。
「碧瑤杯」…兼家は、かよわき女子が好きだ。しかし、いつものように通った家にはまさか、他の男がいた。とぼとぼ帰路に着く兼家の前に、胸一つの女・青菩薩が現れる。
「カタリ爺」…いつの頃からか、京の鴨川のそばの辻で、よどみなく物語を話す老爺がおり、カタリ爺と呼ばれていた。評判を聞いた兼家が屋敷に招くほどであったが、ある日、忽然と姿を消してしまう。
その他、「菓子女仙」「あちちの関白」「ひもひめ」「黄金兼家」「火車」「色は匂へど」などボリュームたっぷりの全8篇。
2024年に山崎賢人主演で映画化され、話題となった「陰陽師」。
シリーズが初めてオール読物に掲載されたのは1986年9月号、2026年は「陰陽師40周年イヤー」です。
40年目も進化し続ける「陰陽師」、ぜひお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
22
月の灯りが似合う博雅の笛の音がこちらにも聞こえて来るようでした。全体に落ち着いた感じの話が多くじわじわと沁みて来ました。獏さんの陰陽師をまた読めて良かった。2026/01/21
mahiro
13
今年も陰陽師の新刊を読む事が出来て幸せである。相変わらず厄介事に巻き込まれる兼家、ほぼレギュラーのように登場する道満、そして薫る梅花を愛で、或いは新緑の中でほろほろと酒を酌み交わす晴明と博雅、このいつまでも変わらず続くような世界が堪らなく好きだ。珍しく晴明抜きで道満と博雅が関わった『色は匂えど』露子の出てくる『女子菓仙』ちょっと笑える『黄金兼家』等が好み。夢枕獏氏の体調不安はあるが又来年新刊が読めますように。2026/01/18
agtk
3
今回はいつにもまして趣きのある話が多い。8つの短編が収録されているが、読み進めるうちにどんどん一番のお気に入りが変わる。どれも甲乙つけがたいが、「菓子女仙」「色は匂へど」が特に心に残った。2026/01/17
fuku-fuku-fukui
1
安心の一冊。今回も十分楽しみました。2026/01/14
kankan
1
もうすぐ作家50周年が驚き‼️ 今作も予定調和の中にも新鮮さもある。2026/01/12
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