内容説明
「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇を収録したシリーズ2巻目。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
254
一話ずつゆっくり読むつもりがあまりに読みやすく、各話味があるのでスッとまる一冊消化してしまった。妖しく仄暗い世界を描きながらも楽しく、ストレスなく面白い。2016/12/09
starbro
240
陰陽師シリーズ30周年記念完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11399200?sort=book_count&order=desc 今回は、第二巻です。万葉~平安~令和へ、現代でも「あやかし」は存在するのでしょうか?本巻のオススメは「露と答へて」です。 https://books.bunshun.jp/sp/onmyoji2019/05/02
HIRO1970
203
⭐️⭐️⭐️陰陽師2巻目。3巻目を先に読んでしまっていました。3冊読んでみて改めて認識したのは、何故この作者の文を心地良いと感じるのかでした。その原因を自分なりに探ると平安の世でも現代でも人間が抱える問題や無常感を創り出す源は同じで、博雅の悩みは晴明の悩みで且つ現代の我々の悩みでもある事。そしてある意味現代より進んでいるのは殺人が起きる前に察知し抑止することが可能な事。過去の設定の話ですが、晴明や式神や百鬼夜行は超能力者やホログラムやクローンの様でもあり、まるでSF小説のようにワクワクするからのようです。2015/11/21
KAZOO
133
シリーズ2作目です。再読ですが最近のと比べると昔のほうがもう少しどぎつい感じがしています。最近のは主人公たちも年を取ったということなのでしょうか?以前のほうが今昔物語からかなり話をもってきている気がしました。読み直しでもいつも楽しませてくれます。2017/09/04
キンモクセイ
68
前作からブランクがあったとは思えない。〝陀羅尼仙〟叡山の明智という僧からの相談。夜毎現れる老僧。元の場所に帰れなくなったので晴明に助けを求める。結局、誰かのことを想っていては人は仏にも仙にもなれぬということ。〝鬼小町〟博雅と晴明は如水法師の元へ行く。毎日花や木の実を置いていく老婆。声をかけ家に招かれたのだが、老婆が若い美しい女の顔になったり男の声になったりと怖くて博雅に相談した。その美しい女の正体は「花の色はうつりにけりないたづらに...」の作者だった。悲しいかないくら安倍晴明でもできないものもある。2021/06/03
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