- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
「天才・原田正次」編、完結!
二人の天才、激突ーー!!
新生『麺窟王』開店に向けて
着々と準備が進む中、
芹沢が原田に叩きつけた「ある提案」。
因縁に満ちた二人の激突に色めき立つ一同だが、
思いがけない事態が起こり…!?
芹沢の「介錯」の真意とは?
そして原田の復活劇の顛末は?
理想と現実の狭間で進む道を異にした
かつての同志、その因縁に終止符が打たれる!
シリーズ屈指の名作「天才・原田正次」編、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毎日が日曜日
9
★★★+ 才能は生もの丁寧に扱わないと。生姜焼きラーメンが美味しそうだった。2024/09/02
コリエル
7
芹沢に敵わないとすら思わせた男の現在地と、それを介錯しようとする芹沢の心情。結局前の巻で引っかかった生姜焼きラーメンが原田再生の鍵だったわけだが、凡庸さと斬新さ。才能という目に見えないものに縛られることの怖さを言語化してあって、予想通りの展開でも普通に面白いのが上手い。2024/08/30
koishikawa85
6
原田正次編、結局型に回帰するという流れは予想がついだが、それでも面白かった。 最近、ラーメン屋で鋭角的な背の高いどんぶりを使う店が増えているが、スープが少なくて不満との指摘があり、膝を打った。2024/08/30
たかし
5
天才原田の麺窟王編が終わった。今更ながら、ラーメン再遊記は主役のラーメンハゲも関係者のほとんども中年以上ばかりで、老化による能力の低下や才能の枯渇を逃れられぬものとしつつ、ロートルが再起をはかるという展開が多いことに気がついた。漫画の世界だと「老齢ながらも衰えることのない達人」というのに一定の人気があるんだろうが、本作はそうはしない。そこにリアリティと悲しさがある。才能の枯渇した元天才が、若い女と若きYouTuberのグルタ君の力で立ち直るというのは象徴的だ。次シリーズは事業承継編。これも楽しみだ。2024/09/01
みやしん
4
才能は枯渇しても技術は腐らず。正論パンチなんて生易しいものじゃない撃発に夢あった中高年には目頭が熱くなること必至。オチの顛末も気持ちいい。ただのラーメン屋なんだ。2024/09/07