ビッグコミックス らーめん再遊記（４）

著者名：久部緑郎【作】/河合単【画】

小学館（2021/12発売）

• ISBN：9784098612116

内容説明

かつての“あのブーム”の裏に遺恨アリ！？

グルメ雑誌の元編集長で、いまや取締役という大恩人の頼み。
それは、過去にラーメン界の一大ブームの中心にいたが
いまや閑古鳥、という元有名店の手助けだった。

　しかしその店主と芹沢には、なんとも泥々な因縁が横たわっていて…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒデキ]

コンビニコミックで「らーめん発見伝」を読んでいますが、 芹沢さんが段々、丸くなっているのを実感してしまっています

2022/01/29

[オザマチ]

丸くなった感を出した直後に、あたかもテコ入れをするかのように屑エピソードを入れてくるのが面白い。

2025/03/08

[フロム]

全体的にメソッドや教則に頼りすぎで作為が鼻につく漫画だが3巻後半から4巻前半のエピは凄かった。挫折し全てを諦め捨てたが故に再起の際、精神的にも職人的にもより高次に立つ事ができた達人。それをラーメンと言う俗かつ限定的な分野で表現できているのが凄いの一言。「美味しんぼ」などの他のグルメ漫画と比較されがちだが本エピソードで一皮剥けたのではないかと思う。ちょっと舌を巻く上手さに思う。

2024/09/02

[みやしん]

よくぞこれだけ内面と外面を使い分けられる。ラーメンとは本来ジャンク飯であるはずなのに、何故かストーリーと人生の坩堝だ。栄枯盛衰の荒波を越えた男が降ってきたワンチャンに惑う横顔が染みる。

2022/01/01

[コリエル]

かつて袂を分かったラーメン仲間との熱い戦いと友情の物語をやった直後に、恨みのある相手に復讐してやるのは記憶を失うほど気持ちいいぜって言わせる絶妙のバランス感覚。人のいいラーメンおじさんなだけじゃ芹沢の魅力が損なわれてしまうので、こういうクズムーブは必要。それに、なんだかんだで次の巻では結局人助けしちゃいそうな流れだしな。

2021/12/28