内容説明
クラスの中のいじめの芽を摘み取るのが教師の役割だ。
「いじめ」は、教育の場では重要なテーマである。
いじめは、教育・学校という現場で起きているのだから、教師が必死になっていじめをなくそうとしなければ、解決はしないという事を主張した。
具体的には、いじめが起きてから何かをするという小手先の対応策ではなく、いじめが起きないようにするシステムをつくること、制度化するという事を、二つ目に主張した。
クラスの中から「いじめ」が少しでもなくなれば幸いである。(「まえがき」より)
■解説
○「いじめの構造を破壊する」本書は「いじめ」から幾千万の子供達を救った(伴 一孝)
○いじめ加害者及び傍観者との「闘い方」を初めて教えてくれた書籍(長谷川博之)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中彰英
1
教室に存在する差別と闘う教師の気迫。毅然とした言動。それだけではいけない。教師の行う教育活動そのものが、差別を生み出す構造になりうることを自覚せよ。できる子とできない子の構造がずっと変わらない授業、行事、学級にしないことを目指す。逆転現象。その1つの手段として、五色百人一首。全員がリーダーになる機会を与える。などなど。集団を知的に育てて、差別構造を破壊せよ。2023/03/31
Ryo Hashimoto
0
子どもを平等に扱う。口では簡単に言えるが、実践出来ていなかった。小さい場面、子どもは見ている。2015/09/16
ヨードー
0
1、小さな差別を見逃さないで取り上げる。2、差別を批判する時は、お説教ではなく、クラス全員を味方に付けつつ行う。3、批判はたたみかけるようにする。 大切に育てられた子供たちは、人懐っこく、気安く、圧倒的に先生を信頼する。2022/03/13