内容説明
クラスの中のいじめの芽を摘み取るのが教師の役割だ。
「いじめ」は、教育の場では重要なテーマである。
いじめは、教育・学校という現場で起きているのだから、教師が必死になっていじめをなくそうとしなければ、解決はしないという事を主張した。
具体的には、いじめが起きてから何かをするという小手先の対応策ではなく、いじめが起きないようにするシステムをつくること、制度化するという事を、二つ目に主張した。
クラスの中から「いじめ」が少しでもなくなれば幸いである。(「まえがき」より)
■解説
○「いじめの構造を破壊する」本書は「いじめ」から幾千万の子供達を救った(伴 一孝)
○いじめ加害者及び傍観者との「闘い方」を初めて教えてくれた書籍(長谷川博之)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かるー
2
いじめとは徹底的に戦う。根絶させる。小さな目を見逃さない。教師として子供を平等に扱う。この平等も徹底的に。成績、運動の出来、学級での立ち位置などなど小さな要因で無意識にやってしまう差別もなくす。これは難しい。そして、ひとりぼっちに徹底的に向き合う。 向山さんの本を読んで、アンテナを高くして、「徹底的にやる」がポイントだと思いました。2024/06/09
田中彰英
1
教室に存在する差別と闘う教師の気迫。毅然とした言動。それだけではいけない。教師の行う教育活動そのものが、差別を生み出す構造になりうることを自覚せよ。できる子とできない子の構造がずっと変わらない授業、行事、学級にしないことを目指す。逆転現象。その1つの手段として、五色百人一首。全員がリーダーになる機会を与える。などなど。集団を知的に育てて、差別構造を破壊せよ。2023/03/31
Ryo Hashimoto
0
子どもを平等に扱う。口では簡単に言えるが、実践出来ていなかった。小さい場面、子どもは見ている。2015/09/16
ヨードー
0
1、小さな差別を見逃さないで取り上げる。2、差別を批判する時は、お説教ではなく、クラス全員を味方に付けつつ行う。3、批判はたたみかけるようにする。 大切に育てられた子供たちは、人懐っこく、気安く、圧倒的に先生を信頼する。2022/03/13
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