内容説明
この本は、三〇年間、毎年教育書のベストセラーのトップであり続け、多くの大学や教育委員会が「授業とはどのようにするのか」の講座のテキストとして採用してきた名著の新版である。
若い教師が知りたいことは、「まず何をしたらよいのか」「次にどうするのか」「それをどのくらいすればよいのか」である。本書ではどのようにすれば「授業の腕を上げることができるのか」「何をどのように努力していけばよいのか」ということを、分かりやすくまとめてある。(「まえがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッキー
14
教育実習なうなんだが先生に勧められて読んだ。私でも実践できそうなことがたくさん書かれていた。読んで損はなかった。2016/06/07
BB
8
無能な教師への説教感、抑えきれない自分の実績の自慢には、食傷気味ではあるけれど、法則はすごい。必要と思われるところだけを、マークしているので、自分の経験則と合わせて、まとめあげる。1番の自分の中での変換は、定石を踏まえて、非定石を作っていくのではなく、いくつもの定石を組み合わせることが、非定石になるということ。これなら、後輩たちに伝えていける。2023/10/09
しずかな午後
7
教育史上最も売れた本であるという、教育技術の古典。もとは1985年出版だが、提示される「授業の原則」は全く古びていない。向山氏は、教育に「江戸しぐさ」「EM菌」等のオカルトや疑似科学を持ち込んだ主犯として批判されるべき人物だが、その教育技術法則化運動は今でも新鮮だ。優れた教師による授業から、他の教師にも再現可能な「技術」を抽出し、その「技術」を共有すべきだ、という理念は傾聴に値する。2022/10/01
abekinu
7
教師向けの本ですが、企業にも通じるところがあるよと友人に勧められ読んでみました。具体的な対応方法については相手が子どもと大人では異なりますが、教師のプロになるための取り組み方や考え方は企業のリーダーにも共通するところがあります。アンケートから、子どもは明るく、優しく、公平であって、知性的である先生に習いたいと思っているとのこと。プロの教師になるには常に学び続けること、そして技術を上げるためにはまずは定石を押さえること。教師以外の職業でも通じるところがある。2017/04/11
き
6
久々に読んだが、教育の基本となることが書かれており、自分の指導を見直すきっかけになった。2020/11/22