東日本大震災・犬たちが避難した学校 捨て犬・未来 命のメッセージ

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東日本大震災・犬たちが避難した学校 捨て犬・未来 命のメッセージ

  • 著者名:今西乃子/浜田一男
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 岩崎書店(2023/07発売)
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  • ISBN:9784265042968

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内容説明

東日本大震災から約一年がたった2012年2月、飼い主のところに未来を連れて「命の授業」の講演に来てほしいという依頼があった。依頼主は宮城県東松島市立矢本第一中学校の千葉和彦校長。矢本一中は震災時に、ペット同伴可能な避難所となった中学校だった。なぜ、千葉校長は非常時のペット同伴避難を認めたのか? なぜ震災から一年後に未来を学校に呼んだのか? 子どもたちは「未来」からどんなメッセージを受け取ったのか?震災時の様子、2012年2月の「未来の命」の授業の様子、そして現在の子どもたちの様子を綿密な取材をもとに描くドキュメンタリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

71
「被災者の家族であるペットを救うことは、被災者の心を救うことだ」そういう思いからペットの同行避難を認めた矢本一中のお話です。人が生きるのに大変だった時だからこそ、あえてペットの同行避難を認めてくれた千葉校長には頭が下がります。支援についてのあり方や、動物愛護について色々と考えさせられることの多かった1冊でした。未来という名の犬は虐待の末に動物愛護センターで殺処分寸前だったところを救われた犬です。著者の「ただ息をさせておくことが動物愛護ではない」という言葉はホントその通りだなと思いました。★★★★★2013/03/08

ぱお

8
表紙を見て、なんだか目がおかしいなと思った・・・・障害を負った未来。人間の虐待だったなんて・・・・未来の写真を見て涙が止まらなかった。人間の残酷さに目を覆いたくなりながら、こんなことが事実だなんて信じたくなくて心まで覆いながら、それでも最後まで読んだ。読むのがつらい文章や写真があったけど、読んでよかったと思えた本。うちのシバワンコを見たら、愛しくてたまらなかった。2013/02/25

はゆ

4
東日本大震災で被災した中学校と、何らかの支援をしたいと願った著者を繋げたのは、捨て犬未来の幸せな姿でした。遺された人たちの、無念、そこから前向きな気持ちを奮い立たせるには、誰かを救うこと、幸せにしようとすることが1番なんだな。いろいろなことを感じることができる本だった。2015/11/03

︎💓ひかる💓

2
プロローグで涙でグチャグチャです。捨てる生命、拾う生命、消える生命、立直る生命。これは東日本大震災の「命のメッセージ」です。身体に大きなキズを追った一匹の捨て犬の『未来』。犬も家族の一員なんだ!でも、津波にヤラれたのに避難先が海の近くって…。あかん!涙で読めないわ~。イヌ・ネコにとっては毎日が災害いや人災という殺りくです。年間20万頭も処分、殺されています。辛いけど現実。涙でいっぱいでした。2024/02/10

ねぎ

0
津波で小学校も家も失って娘の学校に転校してきた子が何人もいます。まだ寒い中での避難生活は大変だったと思います。ペットは二の次となりそうですが、この校長先生の行動には頭が下がります。2014/07/11

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