内容説明
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる脚本家・宮村優子が、2人の少女の葛藤と友情、仲間たちとの絆を細やかに描いたジュヴナイル小説第10巻。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行している、202X年。フシギ都市・大黒市で、ヤサコとイサコを中心とした子どもたちの”電脳メガネ”をめぐる冒険は続く。
ついに“あっちの世界”の扉を開くイサコ。噂は広がり大黒市中の小学生たちがイサコを追い始める。ハラケンはカンナに会うため“あっちの世界”へ迷い込み、ヤサコはそれを救出しようと、自らもその中へと飛び込んでゆく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんでん
4
7~9巻ではアニメ版からはすっかり離れた展開になっていましたが、今巻では結構TV版に準じた展開に戻っていました。(TV版18話~20話あたり) ただし、ここに至る展開や人間関係がTV版とは違うので、受ける印象もかなり変わっています。 特にヤサコの立ち位置が「カンナへの執着を持つハラケン」に近い位置になっている為に、ハラケンとの共感と衝突がどちらも増して、よりややこしい事になっているのが印象的でした。2010/01/02
hoguru
3
息子11歳1人読み2022/02/03
風見鶏
2
茫洋としていた物語もとうとう終盤か。今回の10巻はいつもにも増して描写が秀逸だった。そ、そんことよりも、モジョが出てきたんです!それだけで満足。……。2010/07/28
kurogetti
2
言葉にこる小説だけあって、テレビ版より子どもたちの心理戦が詳細にえがかれている。焦がれるような熱い想いや、手に汗握る展開があっるたびはらはらする。自分にとっては眩しくて仕方ない。2010/03/18
ふく
2
「タラちゃん」と「マリリン・マリーン」もいよいよ具体的に絡んでくることになりそうで。 それにしても、挿絵のオヤジが素敵すぎて惚れ惚れします。2010/02/27