内容説明
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる脚本家・宮村優子が、2人の少女の葛藤と友情、仲間たちとの絆などを細やかに描いたジュヴナイル小説第9巻。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行している、202X年。夏休みの終わった大黒市で、ヤサコとイサコを中心とした子どもたちが、“電脳メガネ”の秘密をめぐり、冒険を繰り広げる。
カリスマから一転、小学生たちの憎悪の対象となったイサコをめぐり、ヤサコたち電脳仲間は内部で対立、分裂を起こしてゆく。さらに何者かのたくらみでイサコを囮に8年前に起きた事件が再現されようとするが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hoguru
3
息子11歳1人読み2022/02/03
鬼平
2
コイル電脳探偵局、大黒黒客が協力体勢って良いよね。ていうかマイコ先生無事だったんか。続きが楽しみ。アニメでは目立たなかった人物にも焦点が当てられている2011/05/05
ひろえいおう
2
児童書ですが、テレビアニメを子供たちが見ているのを一緒に見てて私がファンになりました。暮らしている世界は昭和っぽくでも電脳部分では現在より進んでいる所がなんとなく良い2010/03/10
doremi
2
時間が無尽蔵にあると勘違いしがちな小学生に、めがねによって時間の有限性を課したのかな。2009/10/24
でんすけ
1
信者たちのドタバタが終わり、少し落ち着いて話が進む。今までぶつかりながらも、おなじ目線で戦い、一緒に考えてきた電脳生物部員たちは、ここでそれぞれちがう道を歩みはじめる。まるで仲違いのように描かれているけれども、実際のところは、成長と自立だろう。間近になったメガネの期限を目前に、ここで各々が選んだ道がどう収斂していくか、楽しみ。2022/01/30