内容説明
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間との絆を細やかに描いたジュヴナイル小説第5巻。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行している、202X年。フシギ都市・大黒市で、ヤサコとイサコを中心とした子どもたちが、“電脳メガネ”の秘密をめぐってひと夏の冒険を繰り広げる。
ダイチたち<大黒黒客>とフミエたち<コイル電脳探偵局>は、肝試しの夜の不思議な体験について調べはじめる。その謎にはどうやら、試作品の“電脳メガネ”が関係しているらしい。
そして夏祭りの夜、神社を訪れるヤサコとイサコの前に、災厄を呼ぶという奇妙な「赤い柱」が立った!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
温
6
都市伝説の不気味さと謎にひかれて、一気に読んでしまいました。ハラケンと、カンナのお父さんとのエピソードが温かい気持ちにさせてくれて、良かったです。サッチーを思うタマコの気持ちに、またしてもキュンとしました。サッチー、よくがんばったね。よしよし。2013/06/23
hoguru
3
息子11歳1人読み2022/02/03
もっち
3
再読 サッチーは子どもたちを守るためのもの、と繰り返すオバちゃん――原川玉子の姿が切ない 自覚しているよりもずっと、「子ども」から離れてしまっているようで2010/08/09
鬼平
2
イサコ可愛いな 祭りが眼鏡禁止ってのも良い2011/05/04
tubox
2
七年前、大黒市で何があったんだろう。だれも覚えていないというのが不気味。タマコさんや夏目や、お兄ちゃんが関わっていたのは間違いないのだろうけれど。そして、先生は一体どうしたのか? 謎が膨らむ。次読みたい。2011/03/28