内容説明
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる第一線で活躍する脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間たとちとの絆を細やかに描き、アニメをなぞった従来のノベライズとは一線を画した骨太のジュヴナイル小説が誕生した!
今より少しだけ未来の202X年。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行していた。このメガネをかけると、街のどこからでもインターネットに接続して情報を交換したり、データをダウンロードして必殺技を手に入れたり、生身の体はないけれど本物そっくりの電脳ペットを飼ったり…メガネをかけた子供だけの秘密の遊びをすることができる。ただし≪メガネ≫を楽しめる時間には限りがあって……。
小学6年生の小此木優子は“メガネ遊び”が盛んな町、大黒市へと引っ越して来た。空間が壊れやすく、妙なことがたくさん起こるフシギ都市・大黒で、優子は危険な魅力をもつもうひとりの“ユウコ”と出逢う――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勇波
43
遠い昔、テレビでたまたま放送していた最終回を見た記憶が ある。NHKでこんなアニメやってんだぁって思った記憶が。古本屋で本書が目に止まり、なんとなく手に取った次第で。。SFちっくな雰囲気と電脳世界に惹かれるものの、いまいち頭の中に情景が浮かばず入り込めないまま一巻終了してしまった。アニメ見てからなら違った感想になったんだろーな★2016/09/11
はるき
10
以前数回アニメを見た。子供向けとは思えない丁寧な世界観が好印象だ。ノベライズとしてもこだわりが感じられる。2015/10/01
秋庭誠
8
こんな世界が来ればいい。でもなんで小学生限定?これから読んでく中で分かればいいと思います。(アニメは一切見てない)2012/07/24
でんすけ
7
子どもにしか見えないもの。大人には児戯にしか映らない事でも、子どもは本気だ。電脳メガネを通してしか見つけられない仮想空間を見つめるのは、子どもだけ。現実空間と重なる仮想空間を闊歩するのは、そんな子どもたちである。近未来的な子どもたちの冒険物語だけれど、どこかノスタルジック。ヤサコとイサコが初めて出会う。優しい子と書いてユウコ、勇ましい子と書いてユウコ。2020/07/21
ぽつぽつぴー
6
アニメは観てなかったけど興味はあったので読んでみたら、おもっていたよりも面白かったので続きも読んでみたいな。2015/06/27